元々おばあちゃんッ子だった僕は祖父が亡くなってからというもの、落ち込む祖母と二人で色々な所に旅行に行ったものでした。一番の思い出は三泊四日で行った京都・奈良の旅行で、御所の敷地の中を祖母をおんぶして歩いた事です。旅行先で撮り蓄めた写真はアルバム6冊になり、祖母は何時も写真を眺めては嬉しそうに微笑んでいました。そんな祖母も2年前にガンで亡くなり、遺影は旅行先で撮った満面の笑顔の写真を選びました。去年帰省した際、停留所で帰りのバスを待っていると見知らぬおばあさんに、「もしかして〇〇さんのお孫さん?〇〇さんがよく、いつも孫が色々な所に旅行に連れて行ってくれたり、毎日電話をくれたりして幸せだって言ってたんですよ。」と不意に言われ、バスに乗ってから祖母が遠回しにありがとうって言いに来てくれたんだと思い、声を殺して泣きました。そんな訳でこの作品は個人的に、全ての映画の中でも一番泣ける映画です。冒頭のおばあちゃんが出てくるシーンでもう号泣です。元々短編だった作品を映画サイズにしてあるので、多少のアレンジはされていますが良いアレンジだと思います。おばあちゃんッ子なら間違いなく泣ける優良な作品です。日頃のストレスなどをリセットするには泣くのが一番とも言いますので、常備薬として手元に置いて定期的に御覧に成るのも有りかと思います。