「燃えよドラゴン」を「映芸」で当時ナンバーワンにした御仁が書いた優れた映画論。
映画というものを愛している方にお気軽に手にとって欲しい…というのは、詩学うんぬんの前に、映像というものほど作家の内面を映し出す鏡となるに優れているものはないから、優れた映画論は誰が読んでも素直に素晴らしいと思えるものだからだ(だから、アタマの悪い人が書いた馬鹿本は誰が読んでもつまらない)。アルドリッチ、シーゲル、ペキンパー…いい時代だったんですねえ。
個人的に(サム・ペキンパー狂として)「ビリー・ザ・キッド」「ガルシアの首」のくだりには感激。感激すると同時に驚くのが、この批評が2009年の今でも通用すること。淀川さんの映画本のように。
すごい。是非読んで欲しい。