若ノ花の大関〜横綱前期の時代の特集号。DVDの映像は、音源の残っていないものに後付で付けているのは大きく興味が削がれるが、音源が残っているものは迫力がある。取り組みのスピードを現代と比べるのも一興。ラジオの音源が残っているものもあるのだから、ラジオの音声を入れる工夫があっても、と思うが贅沢か。DVDで更に重要なのは、今まで部分的にテレビで紹介されたり、ネットに出ていた明治時代の相撲がまとめて収録されていること。小錦、大砲、常陸山、二代梅ヶ谷、荒岩、幕下時代の太刀山など伝説の力士の映像、梅ヶ谷、常陸山の巡業の土俵入りと取り組みの一部、これらがまとめられているのは大変貴重である。力士の体格や、ガッツポーズする力士がいるのも興味深い。明治時代で収録されていない映像は他には殆どないかもしれず、梅ヶ谷、常陸山の一瞬だけ動く本場所の取り組みを見た覚えが昔あるが、こちらの収録を望むのも贅沢にすぎるであろう。次号の歴代横綱土俵入りの映像も期待したいが、フィルムセンターに残っているという、本場所ではない栃木山ー大錦戦の夢の対戦の収録が出来るか、検討して頂きたい。