自律神経・ホルモン・免疫系機能を調節する、間脳・視床下部の働きを健全に保つ為に交感神経の過緊張を弛める最も効果的な方法としての星状神経節ブロック療法。
副次的作用として血管拡張による血行改善も見られるという。
この療法は、副作用が全くない上に、風邪・花粉症・パニック障害・帯状疱疹・顔面神経麻痺・痔・癌まで240を超える病気に効果的で、妊娠中も可能など禁忌も少ないとの夢のような療法と、著者は言う。
本書でも1962年から著者が行ってきた、現役総理田中角栄の例を含む約80ヶの臨床例が載せられるが、その治癒過程に行けるメカニズムは、未だ不明の部分が残されている。
方法としては、カルボカイン5CCを注射するのみ。
痛みは少なく、一般的に30回の加療を要する。
「副作用が全くない」と書かれてはいるが、一時的な嗄声がみられるとも書かれており、麻酔薬である以上製薬会社の説明書には、副作用としてショックや異常感覚・知覚なども記載されているので、問診の際、詳しく説明を受けるようお勧めする。
巻末に全国の施行病院名一覧も掲載され良心的であるものの、注射以外の非侵襲型の星状神経節へのアプローチについては一切記載されておらず、著効例などについての症状毎のデータもなく、それらが残念だった。