「空色スピカ」「流星シロップ」に続く清泉学院シリーズ第三弾。
もちろんこれだけでも読めますが、前2作の面々が下級生として登場、かつ彼らメインの短編も収録と豪華。
さらにあとがきでシリーズ続刊が予告されていて、今とっても幸せな気分でレビューしてたりします。
伝説になったくらい硬派な会長と、フェロモン垂れ流しの副会長の物語。
会長のツンデレぶりと、副会長のオトメンぶりにやられました。
うまい。
変な誇張もなく、仕掛けもなく。
副会長にはそういう性癖があり。
その副会長はただただ魅力的に描かれ。
会長も想われ人に相応しい人物。
二人はこの上なく自然に結ばれる。
おなじみの生徒会活動も、その権謀術数(笑)も、登場人物がそれぞれ個性的で、興味深く、飽きずに読めました。
二人が為すべきことを為しながら少しずつ距離を縮めていく様子を、清泉学院の時計台にでもなった気分で見守ってしまいました。
安定した筆致で描かれる、キラキラした青春。
二段組で読み応えもたっぷり。
純粋な気持ちをいっぱい浴びて、若返った気分。
アンチエイジングにいいと思います。