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星やどりの声
 
 

星やどりの声 [単行本]

朝井 リョウ
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

亡くなった父が残したもの……喫茶店、星型の天窓、絆、そして、奇跡。三男三女母ひとり。ささやかな一家が出会う、ひと夏の奇跡の物語。家族が"家族を卒業する"とき、父の残した奇跡が降り注ぐ……。

著者について

1989年岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞。期待の若手作家。

登録情報

  • 単行本: 311ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/10/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041100356
  • ISBN-13: 978-4041100356
  • 発売日: 2011/10/28
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 227,697位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
(ネタばれ注意!)

朝井 リョウは、『桐島、部活やめるってよ』『チア男子!』に続く3冊目のレビュー。

だが、のっけからつまずく。
“まっしろな牛乳は糸を引くように体の中を巡る。寝返りをうつたびにばらばらに
なってしまった体内のパーツを正しい位置に戻しながら、指先にまで冷たい白はしみわたっていく。”

誰の視点?どんな比喩なの?何が言いたい?

『チア男子!』でもレビューしたが【どうにも私的にはしっくりとこないいかにも作った様な表現】でいきなり始まる。
<瑞々しい感性にあふれた新しい表現>とでも言えばいいのだろうか?
どうも違う気がする。

また、“光彦はあつあつののりトーストの四隅を中指と親指の先でつかんだ”
うん?もしかして両手を使っている?
いちいちどうでもいいところで引っかかってしまうこの手の表現の為にすいすいと前には進まない。

ストーリーやテーマも第1章:長男光彦の就活失敗組のモラトリアムな悩み辺りは、ありきたりと言えば
ありきたりなもののまだ共感できる。
しかしながら、第2章:三男真歩になると小学校6年生がこんなにませてるか?逆にこんなに幼いか?
というところでリアリティを欠け始め、最終章のいかにも作りましたっという感じの名前しりとりや
店を続けるんだか続けないんだかすっきりしないラストに至っては感動しろって言われても無理!って感じです。

『チヤ男子!』のレビューと同じ結論になってしまうが、“あの『桐島、部活やめるってよ』”は彼の本音にあふれていた分
今の高校生の姿をある意味キレイに切り取っていたと思う。(但し、そのテーマに全く共感できなかっただけで…。)

所詮イミテーションの“温かい家族物語”は決して輝いていない。

もう一冊だけ、高校卒業式の7人を描いたという“少女は卒業しない”を読んでみますが、果たして…。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
家族の物語 2012/1/4
By たな
形式:単行本
良い家族小説だった。ちょっとロマンチック過ぎて気恥ずかしいところもなくはないけど。
三男三女、六人兄弟それぞれの視点で1章ずつ。6章から成っている。
読んで何よりも感じたのはこの家族にあふれている愛情だ。亡くなった父親が生前に家族に注いでいた大きな愛情が、今も家族を大きく包んでいるようだ。
兄弟たちは、家族それぞれが抱えているものをお互い感じていたり感じていなかったりしつつ、やわらかく相手を受け止めている。いい家族だなー・・・
そして未来は捨てたもんじゃないという気持ちになってくる。

20歳前後の頃にこの本を読んでいたら、星5個つけていた。それくらい素敵な作品だ。
が、現実の苦さ渋さをたくさん味わって、でもその味わいも大切なものなんだと思えるようになった今の自分には、この作品の優しく甘い味わいはちょっと物足りなかった。ので4個。

でもジ〜ンとする良い物語です。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kovo
形式:単行本
よすぎて著者に惚れそうになった。
物語を読んでここまでじんわりと温かい気持ちになったこと、
涙が出そうになったことは本当に久しぶりだ。
著者がまだ大学生ということもあって文章は若干若書きだけど、
それさえも今現在の自分を小説に刻み付けておこうと著者がわざとやっているように感じる。

本作の構成は、琴美、光彦、凌馬、小春、るり、真歩の六人のきょうだいのモノローグが六編という
作りなのだけど、それぞれのキャラがしっかり立っていて、
デビュー作「桐島、部活やめるってよ」でもそうだったけど
こういう構成の物語を書かせたら右に出る者はいないなと感心させられた。
それぞれの人生を、彼らの今はもういない父親を軸に描き出す筆力にも脱帽。

文中に、三人称にしてはおかしいところがところどころ散見されるのだけど、
読み終わったあと、あれはもしかしたら主人公たちの亡くなった父親の視点だったのかも知れないなと思って
しみじみした気持ちになった。

そしてラスト、琴美の章の彼女の夫の温かな采配。
感動です。私もこんな夫がほしい。

非常におすすめです。
是非一読を。
(私は時間が経ったら二読も三読もしちゃいそうだな。。。)
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