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42 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人こそ読むべき本,
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レビュー対象商品: 星の王子さま (新潮文庫) (文庫)
聖書の次に多くの人に読まれている、子供から大人までを魅了している作品です。小さい頃に読んだという人も多いと思いますが、 ボクは幼少時からひねくれていたので、 「所詮『童話』だろ?そんなの女子供の読むものだ」 と見向きもしなかったのですが、 同僚に、 「大人こそ読むべき本ですよ」 と強く推され、齢35にして、初めて読むことにしました。 以前から、受験などの一般教養として、 『アフリカの砂漠に不時着したパイロットが、星から来たと言う『王子さま』と出逢い、 悲しい別れをする』 という概要は知っていたのですが、実際読んでみると、驚くほど美しい内容でした。 大人の世界につまらなさを感じていながらも、その世界で生きているパイロットが、 純粋な目で、大人の世界の奇妙さに疑問をぶつける『王子さま』の心に、 少しずつ共感していく姿は、また同時に読んでいる自分自身の姿でもありました。 作品の根幹にあるのは、 『l'essentiel est invisible pour les yeux』=「大切なものは、目に見えない」 という言葉で、 せわしない社会での生活を送っているうちに、本当に『大切なもの』を見失っていないだろうか というメッセージが、静かではありますが、強く心に浸透してきます。 自分自身がパイロットであった作者、サン=テグジュペリは1935年にリビア砂漠で 飛行機墜落事故を体験していて、このパイロットが彼自身の分身。 そして『王子さま』は『大切なもの』をちゃんと見ていた幼少の頃の彼という考え方が、 主流だそうですが、この意見には大きく頷けるとともに、 自分の『王子さま』と出逢いたくなります。 この本を薦めてくれた同僚の言うとおり、 『大人こそ読むべき本』でした。
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
せつないけど、どこか魅かれる...,
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レビュー対象商品: 星の王子さま (新潮文庫) (文庫)
30年以上前の中学3年生の時、はじめてこの本を手にした。当時はハードカバーの本でケースまで付いていた。ある日、音楽室の机の中に本を忘れた。次の日に職員室に取りに行った。 国語の先生が持ってきてくれた。 「 私も好きなのよね、この本 」。 王子さまが、倒れていくシーンだけが 記憶の中に残っている。なぜここだけ覚えているのかわからなかった。 ...でも、もう一度読んで『わかった』。 やはり、こころに残るのはこのシーン。 10,20,30,40代と読み手によってこころを動かされるところは微妙にかわると思う。 また、あと10年くらいしたら読んでみようと思う。 せつないけど、どこか魅かれる...数少ない本です。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
悲しみは人生の糧。心のいちばん深いところにあるものは、悲しみなのだ。,
By Saburo Ochiaigawa "水村" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 星の王子さま (新潮文庫) (文庫)
柳田邦男著「大人が絵本に涙する時」にとりあげられていた作品の一つとして、初めて読んだ。同氏は、「人間はもともと孤独で寂しい存在だ。心のいちばん深いところにあるものは、悲しみなのだ。そのことを心やさしい言葉で教えてくれたのが、サン=テグジュペリの『星の王子さま』だった。『星の王子さま』は、愛することと生きることの悲しみについて語った本として、私は何度も読んできた」と同著書で述べている。当該『星の王子さま』は文庫本であり、立派な絵本とはいえないかもしれないが、50歳代後半にある私も思わず涙する本であった。昨日、今日、明日と繋がる日常生活の慌ただしさの中に、長いこと置き忘れてきた何かを、この本から発見できたように感じられた。広く愛されてしかるべき本と思う。
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