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実際、筆者が当時の戦争への批判を児童文学に込めて世に送り出した作品だと言われているが、その事を抜きにしても、様々な示唆に富んだ本であった。例えば王子さまは途中で「おとなというものは数字が好きです」と言う。これはエンデの描く『モモ』に登場する「灰色の男たち」と同じような事を、現代に対して象徴させていると、私は思う。数字はなによりも正しく正確な姿を表すが、王子さまの言うように「ものそのもの、ことそのこと」を表しはしない、という事を大人は忘れているのではないだろうか。
子供時代の純粋な気持ちを忘れかけていた頃に、取り戻させてくれる、そんな本であった。夜空を見上げる楽しさを純粋に楽しむ事の出来た幼少時代、色々な気持ちで見上げる現在...また時間がたった時にもう一度読み直してみたいと思う。
おまけになりますが、外国語学習にももってこいの本です。なにしろ、考え付く限りの言語に翻訳されていますから。日本語で読み直した後には、英語、フランス語、、、、でいかがですか?
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