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著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。
本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。
キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)
出版社/著者からの内容紹介
世界中で100以上の言語に訳されている名作『星の王子さま』.英語の初版本と,版権を所有するフランス・ガリマール社版を比べると,さし絵の色調やタッチが微妙に異なっていました.このたびサン=テグジュペリの生誕100年を記念して,作者が生前目にした唯一の版といわれる英語版に基づいて,オリジナル版『星の王子さま』をお届けします.
内容(「BOOK」データベースより)
世界中で愛読されている永遠の名作『星の王子さま』は、1943年にアメリカで出版された初版本と、戦後フランスで刊行されたガリマール社版とを比べると、挿絵の色調やタッチが微妙に異なっていました。サン=テグジュペリ生誕100年を記念して、作者が生前目にした唯一の版である米国版に基づいたオリジナル版をお届けします。
内容(「MARC」データベースより)
「たいせつなことはね、目には見えないんだよ…。」 80以上の国語に翻訳され、世界中で読みつがれてきたサン=テグジュペリの童話を、作者の生前に唯一出版された1943年の米国版に基づいたオリジナル版で贈る。