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星と半月の海
 
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星と半月の海 [単行本]

川端 裕人
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

きみの中に海がある。きみは海なんだ。
西オーストラリアのリーフで交わる女性獣医とジンベエザメの姿を描いた表題作をはじめ、パンダやペンギンなどの動物をテーマにした作品6編を収録した短編集

内容(「BOOK」データベースより)

西オーストラリアの海でジンベエザメと深く交わっていく研究者たち。いつしか心までサメとシンクロし、命の存在感を思い知らされる。表題作ほか、動物をテーマにした傑作小説短編集。

登録情報

  • 単行本: 266ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/12/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062137348
  • ISBN-13: 978-4062137348
  • 発売日: 2006/12/1
  • 商品の寸法: 18.6 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 955,430位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
色鮮やかな表紙には、パンダ、ペンギン、小猿、恐竜、クジラ(ジンベイザメ)。
この動物たちに関わる人を主人公に据えた連作小説集です。

飼育員、古生物学者、解剖学者などの、日々こだわり、心意気などが描かれています。
出てくるパンダや恐竜のインパクトが強く、そこがまた面白い読みどころです。
が、動物と接しながら、主人公達が語る家族のこと、今の自分のルーツ、これからの自分などは、
日常に追われ普段忘れていても、誰もが確認したいことであり、この物語集のテーマに思えます。

ちょっと違った生活が見え、低刺激の良い気分転換になりました。
こうゆう小説が欲しい時がありますよね。
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8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
動物と人との関わりを描く動物小説。

ですが 川端氏のこれまでの作品同様 氏の世界観が背後を貫き流れて おとぎ話のよう・・・

”みっともないけど本物のペンギン””パンダが町にやってくる”はストレートに読者の感情に訴えてくる作品。

”星と半月の海”はジンベエザメの話だが 人間の中の海から 生命の海 時間を超えた宇宙という海まで拡がる感覚がある。

時間を超えた生命 という感覚は ”ティラノサウルスの名前””墓の中の生きている”も同様。

原初の生命から今の自分へと繋がる生命 というものを考えさせる。

最も印象に残ったのが ”世界樹の上から”。

各界に通じる根を持ち宇宙を貫くという世界樹。(北欧神話)

その名の通り 各作品(世界)を貫き 他作品に登場する人物がこの樹の上で交差し それぞれの海(生命の源)に思いを馳せる・・・

西オーストラリアにあるこの世界樹が 頭上に拡がる宇宙を貫くイメージが浮かんだ。
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By ヤヤー VINE™ メンバー
形式:単行本
川端さんの文章は飽きる。

この言い回し、この一人称。

せっかくの面白いテーマが台無しじゃないの。

とか思って「みっともないけど本物のペンギン」から順に読み始めたのではありました。

ところが、物語が進むに連れて、ずぶずぶと沼地に足を取られるかのように、

わたしはいつの間にか生命の歴史に思いを馳せていました。

六つの連作のうち四番目の「世界樹の上から」が書き下ろしで、

この話がここに入ることで、全てがつながる印象になったのだと思います。

人間の中にも海があるのは、命をつなぐため。受精するには水(海)が必要です。

そのことを意識することが書かれています。

個人的にすきなのは「パンダが町にやってくる」。

自分の野生はどこにあるのかと思ったりしました。

欲を言えば、意地悪い棘のような引っかかりがもっともっとあったらいいのに。

もっと立ち止まって反芻して、自分でも何かを追いかけて行きたくなるような。

わがままで貪欲な読者としては、この連作を元にした長編が読みたいと思ったのでした。
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