著者は懐石料理の大家の娘でありながら外国の料理を学び,仕事としますが,子育てを通して触れていく日本の伝統文化に息づく季節の行事とそれに伴う食に魅せられ,原点に帰り我々にその素晴らしさを紹介してくれています。
本書は一月毎に行事とそれにまつわる主な食のレシピを紹介。行事の由来や解説等もされていて,知っているようで知らない知識を得る事も出来ます。特に目に止まったのは9月で,15夜の月見についての解説で月の月齢と主な呼び名がイラストと共に描かれていて,初めて聞く呼び名を知る事が出来ました。また中国では月見団子ではなく月餅で祝い,その意味するところ等を記載。今年は15夜に団子と衣かづきを作り,すすきを飾ってうさぎの饅頭を買って食べたいなと早くも触発されました。可愛いイラスト入りで,柏餅等,買って食べる物と思っていた和菓子のレシピも載っています。