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昔、言葉は思想であった
 
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昔、言葉は思想であった [単行本]

西部 邁
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

経済、社会、政治そして文化にかんする108個のキータームの語源をたどり、言葉の病理が現代を煩悩に落とし入れていることを明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西部 邁
1939年3月15日、北海道生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学教養学部教授を経て、1994年から2005年3月まで雑誌「発言者」主幹。現在、評論家、隔月刊誌「表現者」顧問。1983年『経済倫理学序説』(中央公論社)で吉野作造賞、1984年『生まじめな戯れ―価値相対主義との闘い』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。1994年、著作・言論活動に対して第8回正論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 279ページ
  • 出版社: 時事通信社 (2009/10/22)
  • ISBN-10: 4788709740
  • ISBN-13: 978-4788709744
  • 発売日: 2009/10/22
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 60,359位 (本のベストセラーを見る)
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本領を発揮! 2009/11/2
形式:単行本
「学問」という本があるが、それに類似しているが対比してみれば、
徹底的にスタイルとして英語の漢字の語源を辿るような手法で政治・
文化・社会・経済の重要と思われるキーターム(鍵概念)108個が多少前後の
文章に結合的連結的に書かれている。

一つの単語に、2.3ページの短い柔かな文章ながら、その奥行きはいつも通り
深く広く、意味のあるいは価値の込もる内容密度はハンパではない。
それゆえに、歴史感覚や伝統意識の薄弱な現代に生きる読者は置いてきぼりを
くらい、漸進的に落ち着いてゆっくりとしか内容を掴めない本
であろうとおもわれる。

それは、今まで難しい事を読者に分かり易い文章を書いてきた著者には珍しく、
もう新奇の読者を獲得するより、あるいは今までの読者にさらに知識や知恵を与える
というよりも、「西部邁の本領」を自由に発揮してやろうという、若さの表れで
特有であろうかという「野心」めいた新鮮さを私は感じずにはおれなかった。
革新的なものを抱えた、真正保守思想家西部邁は、私の予想を超えて、歳に似合わず
どんどん聡明さを増している、恐ろしい人物であることを再確認せずには
おれない、と思ったというのは本当のことである。いや、それは新刊を買う度に
思い直されることから、彼はやはり稀有な思想家で一人の老人であり、私には評すのに難しい変な人物としてしか映らないのが、本当の本当であるということだ。
このレビューは参考になりましたか?
41 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:単行本
 日英双方の言葉の語源を辿ることにより、現代社会の病理を明らかにしていく哲学書、とすると大げさだが、大人向けの道徳書としても差し支えないだろう。純粋に言語学を楽しむ目的で読んでも構わないだろう。

 例えば、デモクラシー(democracy)だ。民主主義と訳されているが、著者は民衆政治とすべきという。英語の方で言えば、ギリシャ語のデーモス(民衆)を語源とするデモによる支配(cracy)がデモクラシーなのだ。しかし、英語ではcracyが政治や制度を意味する接尾語になったので民衆政治の訳語が望ましいと言う。
 一方の日本語では民「主」主義となっている。民は漢字の原義としては「物事の分からぬ人」なのである。その民が主として主権を握る。主権とは「崇高性」のことであるから、マスメディアのデマゴギーに扇動されてデモをする民が崇高であることに疑問を抱かねば、なんたる無知蒙昧であることか。

 言葉に無頓着であるが故に深く考えもせず、古代ギリシャで既に疑問視されていた民主主義を絶対視する国に占領され、嬉々として伝統破壊に勤しむ日本人とは何であろうか。ちょっと立ち止まって考えてみてもいいんじゃなかろうか。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
短く書きます。

西部先生はこの本でケリをつけました。

それは近代という時代を懐疑せず、
でたらめな妄言を吐き続けてきた知識人に対してです。

西部先生は、この本で言葉の正当な意味を示し、
いかに現在使われている知識人の言葉が
社会に混乱を引き起こしているかを明らかにしています。
これまで知識人が妄想し設計してきた思考の前提が
暗に明にぶったぎられているわけです。

絶対に読まなくちゃいけません。

僕みたいに、哲学の世界から程遠いような人間が、
どのように考え状況に応じていくかを考える上でも勉強になるので、
そういう人たちにも絶対おすすめです。

西部先生ここにあり!

迷ってたら絶対買ってください。
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