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昏(くら)い部屋 (創元推理文庫)
 
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昏(くら)い部屋 (創元推理文庫) [文庫]

ミネット・ウォルターズ , 成川 裕子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

自殺を図り奇跡的に助かったらしい写真家の女性は、昏睡から醒めたとき数日間の記憶を失っていた。胸に刻まれた恐怖は何? 彼女は病室にいながら必死の推理を巡らせ始める。舞台劇さながらの緊迫感、濃密な第四長編。

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

病室のベッドでジェインは目覚めた。謎の自動車事故から奇跡的に生還したものの、事故前後十日間の記憶を失った彼女。傷ついた心身を癒やす間もなく、元婚約者と親友がその空白の期間に惨殺されたこと、自分が容疑者であることを、ジェインは相次いで知らされる。誰を、何を信用すればいいのか。二転三転する疑惑が読者の心を揺さぶる、ミステリの新女王による鮮烈な第四長編。

登録情報

  • 文庫: 629ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2005/4/28)
  • ISBN-10: 4488187048
  • ISBN-13: 978-4488187040
  • 発売日: 2005/4/28
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 279,560位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 3.0 実験的で、きわめて現代的な傑作, 2007/10/21
レビュー対象商品: 昏(くら)い部屋 (創元推理文庫) (文庫)
ミステリーの新女王、ミネット・ウォルターズが’95年に発表した第四長編。

ストーリーは、女主人公ジンクスの事故からはじまる。彼女は婚約者のレオから突然婚約を解消され、しかもそのレオが親友のメグとフランスに駆け落ちしたショックで、酒の力を借りて車で激突死を試みたのだ。
奇跡的に命は助かるが、事故前後の記憶がすっぽり抜け落ちていた。しかし彼女には記憶喪失の自覚がないばかりか自分が自殺をはかったとはとても信じられなかった。そんなおり、レオとメグが死体で発見される。どうやら殺害されたらしい。ジンクスの周りでは10年前にも夫が何者かに殺されるという事件があった。警察はジンクスを重要容疑者と見て捜査を進める。
果たして事件はジンクスの手によるものか、それとも厳格な実父アダムの指示による殺し屋の手によるものか・・・。

また、本書ではウォルターズの作品らしく、ともすれば多すぎるほどの、ジンクスを支える準主役級の登場人物はもちろんのこと、物語の終わりにほんの一瞬しか姿を現さないが、作中ことあるごとに話題となる父アダムでさえ、愛情、憎悪、怒り、悲しみといった感情を互いにぶつけ合い、人間臭く、とても印象的だ。

本書は、一作ごとにタッチを変え、さまざまな手を見せてくれた作品とは趣がさらに異なっており、一見無関係なピースが空白を埋めてゆくと、ついにひとつの大きな絵になるという手法をとっている。過去3作ほど内外の評価は高くないが、実験的で、極めて現代的な傑作である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 真実は・・・どこに?, 2007/2/1
レビュー対象商品: 昏(くら)い部屋 (創元推理文庫) (文庫)
事件が起き、探偵が登場し、容疑者が絞られ、複雑なトリックやアリバイが看破され事件解決、すっきりした!といった物語では、全くありません。

一応の解決はつけられ、犯人も指摘され、筋は通されますが、「でも本当は・・・?」という余韻をたっぷり残したまま物語は幕を閉じます。

この余韻を、わだかまりと感じる人も多くいるんじゃないかなと思います。が!この「でも真実は違うかもしれない」というところがこの小説の最大の読みどころです。

彼女は本当に聡明で健気な被害者なのか?だとしたら随所に見られるあの、・・・そっくりの残虐な態度はどう解釈するのか?犯人は本当に・・・したのか?過去の事件であの親子は本当に・・・だったのか?全ての罪を・・・に着せて間違いはないのか?

ほんとに?ほんとに?本当に?

ラストのラヴロマンスは不必要な気もしますが、これがまた未来の事件を予想させて、読者を不安に陥れます。

おもしろいです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 実験的で、きわめて現代的な傑作, 2007/10/21
レビュー対象商品: 昏い部屋 (単行本)
ミステリーの新女王、ミネット・ウォルターズが’95年に発表した第四長編。

ストーリーは、女主人公ジンクスの事故からはじまる。彼女は婚約者のレオから突然婚約を解消され、しかもそのレオが親友のメグとフランスに駆け落ちしたショックで、酒の力を借りて車で激突死を試みたのだ。
奇跡的に命は助かるが、事故前後の記憶がすっぽり抜け落ちていた。しかし彼女には記憶喪失の自覚がないばかりか自分が自殺をはかったとはとても信じられなかった。そんなおり、レオとメグが死体で発見される。どうやら殺害されたらしい。ジンクスの周りでは10年前にも夫が何者かに殺されるという事件があった。警察はジンクスを重要容疑者と見て捜査を進める。
果たして事件はジンクスの手によるものか、それとも厳格な実父アダムの指示による殺し屋の手によるものか・・・。

また、本書ではウォルターズの作品らしく、ともすれば多すぎるほどの、ジンクスを支える準主役級の登場人物はもちろんのこと、物語の終わりにほんの一瞬しか姿を現さないが、作中ことあるごとに話題となる父アダムでさえ、愛情、憎悪、怒り、悲しみといった感情を互いにぶつけ合い、人間臭く、とても印象的だ。

本書は、一作ごとにタッチを変え、さまざまな手を見せてくれた作品とは趣がさらに異なっており、一見無関係なピースが空白を埋めてゆくと、ついにひとつの大きな絵になるという手法をとっている。過去3作ほど内外の評価は高くないが、実験的で、極めて現代的な傑作である。
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