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明香ちゃんの心臓 <検証>東京女子医大病院事件
 
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明香ちゃんの心臓 <検証>東京女子医大病院事件 [単行本]

鈴木 敦秋
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

商品の説明

第29回(2007年) 講談社ノンフィクション賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

日本一の病院で心臓手術を受けた、12歳の少女が死んだ。
死因は隠蔽され、記録は改竄された。
悲劇を繰り返さないために、渾身のノンフィクション、600枚。


「明香ちゃんの心臓
[検証]東京女子医大病院事件」(鈴木敦秋・著)は、4月
20日(金)に刊行されます。
 2001年3月、群馬県高崎市の歯科医・平柳利明・むつ美夫妻の次女、明香ちゃ
んは、東京女子医大病院附属心臓血圧研究所(心研)で、心房中核欠損症の手術
を受け、2日後に死亡しました。その後、記録の改竄、人工心肺装置の誤作動な
どが発覚し、証拠隠滅罪と業務上過失致死罪を争う刑事事件になっています。
 本書ではまず、手術室で何があったのか、その全容に迫ります。第1章「明香
ちゃんが病院で死んだ」にある両親の証言の数々は、読む者の涙を禁じ得ませ
ん。
 第4章「屍を乗り越えて」では、心臓病の治療では自他ともに日本一を認める
東京女子医大病院の戦後史を、まったく新しい角度から検証していきます。泣き
寝入りから法廷へ、患者と医師の関係が、戦後60年、どう変わってきたのかを検
証します。

そして最後に、患者と医師が対話を重ねるための新しい考え方、ADR(裁判街
紛争解決)に注目し、東京女子医大病院と被害者連絡会との間に成立した新しい
取り組みを紹介します。
 医療の進歩の強い光が医療の闇の部分を覆い隠してしまう牧歌的な時代は終わ
りを告げました。そんな時代に読むべき新しいノンフィクション作品の誕生で
す。
目次より:
明香ちゃんが病院で死んだ
「春が来て みんなの笑顔に さようなら」
第5手術室で何が起きたのか
両親への報告はこうして行われた
「患者の顔も見ないで、よく手術ができるね」
東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所(心研)の戦後史
二医師の逮捕
病院が変わることを信じて
特定機能病院の再承認への道
人工心肺医の無罪判決


登録情報

  • 単行本: 310ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/4/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062133229
  • ISBN-13: 978-4062133227
  • 発売日: 2007/4/20
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 486,722位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本に書かれている「事故原因」が裁判で頭から否定されたのは既にご承知の通りですが、ちょっと高裁判決の一部を引用してみます。

『検察官は、非科学的な東京女子医大の報告書に安易に立脚し、その論理と結論を無批判に受け入れた。このことは、学会で全く支持されることがなかった「吸引ポンプの回転数を上げたことが陽圧をもたらした」との結論、さらには物理学の初歩も弁えない「圧の(不)等式」が東京女子医大の報告書と検察官の冒頭陳述要旨だけに現れていることからも明白である』

つまり、科学的素養の欠片も無い警察と検察が勇み足で事件でもなんでもない物を事件としてでっち上げ、やはり科学的素養の欠片も無い地方裁判所の裁判官がそれを理解できないまま(無罪とはいえ)中途半端な判決文を書いたために話が高裁にまで行ってしまったというだけのことです。最近の医療関係の事件はこんなのばっかりですね。
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27 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 前著「小児救急」で、現代医療の問題点に鋭く迫った作者の本。今回も専門的な心臓外科手術における医療ミスについて、その複雑な背景を解明して行く力作。

 毎回感心してしまうのは、作者の視点。ともすれば声高な非難になりがちな主題を、冷静に分析。悲劇が繰り返されないためにはどうしたらよいのか、取材を進めている。その取材姿勢の柔らかさ・穏やかさから、作者の優しさが感じられる。

 主治医が心臓手術前日に、他の病院でバイトしなければいけない現在の貧しい医療状況は、「小児救急」での過労医師像と重なって見えてしまう。

 
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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
読んで最高に驚いたのは、施術した医療関係者の初歩的ミスよりも、看護士や事務員の患者に対する接し方や態度でした。こんな電話応対や説明の仕方がまかり通っていた(そして今はずっと改善したものと強く希望します)のだと思うと、怒りを通り越して力が抜けてしまった。女子医大の異常体質を描きながらも、作者は女子医大だけで起こりうる事ではないんだよ。と力説している気がします。権威に凝り固まったすべての大病院の待合室に置いて欲しい本ですね。人工心肺が人工腎臓(透析機)などに比べて進歩が少ない事実や、あきれるほど原始的な原理に支えられている点などもこの本ではじめて知りました。なによりの患者の自衛策は、常識や直感に従っておかしいと感じたら病院を変えるぐらいの勇気も持たないといけないのかも知れない。しかし、高度な難病ならこれも難しいですね。実に難しくなおかつ誰でもある日突然直面しうる問題なんです。
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