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商品の説明
内容紹介
文明開化の世に、次々と起きる謎の事件。それに挑戦するのは、紳士探偵・結城新十郎とその仲間たち。そしてなぜか、悠々自適の日々を送る勝海舟も介入してくる……安吾らしく世相に踏み込んだ傑作エンタテイメント
内容(「BOOK」データベースより)
文明開化の明治新世相のなかで、次々と起きる謎の奇怪な事件。それにのぞむは、赤坂氷川町の隠宅で自適の日々を送る、幕末の英傑、勝海舟。彼の名(迷?)推理にほだされつつ、事件解決に活躍する紳士探偵、結城新十郎。そして勝手に首を突っ込んでくる、個性様々な仲間たち。独特のユーモアと毒舌のなかに文明批評のわざをピリリときかせながら、卓抜な推理的構成で捕物帖の面白さを堪能させる、安吾の傑作エンタテインメント。
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「白痴」「堕落論」から坂口安吾作品に入ってしまった人は、驚くかもしれないとびきり超級の娯楽作。文明開化の足音近付く近代日本の黎明期。聞いた事のある歴史上の偉人と異人が闊歩する帝都、東京。先の見えない不安は、現代の比じゃないだろう混乱の日本で、文字どおり活躍ってのをやっている登場人物たちは、読んでいるだけで痛快無類である。(瀉血ってのも初めて覚えたし。)底抜けのユーモアというのは底抜けの絶望なり挫折感なりからしか生まれないのだと気付かせてくれる作品。精神論を語れる人は、やはり人間の底を解っている人だ。作家・坂口安吾の凄さを再確認できる傑作だろう。
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonで購入
明治初期、文明開化の時代を背景に起こる様々な事件を対象に勝海舟、洋行帰りのハンサムな名探偵新十郎、剣術使いで推理マニアの虎之介の推理合戦を描いた短編集。ミステリ好きの安吾の稚気が楽しめる。
前書きにもあるように、物語のパターンは概ね次のように決まっている。
(1) 事件に出会った虎之介が自分の推理を持って、海舟の屋敷に出向く。
(2) 虎之介が海舟に事件のあらましを説明する。
(3) 即興で海舟が名推理を披露する。
(4) 現場に立ち会っている新十郎が海舟の推理とは別の解決をする。
(5) 海舟が負け惜しみを言う。
海舟の推理も、海舟が知り得た情報の範囲では中々合理的である。その推理が常に新十郎に負ける様は微笑ましく、全体として「黒後家蜘蛛の会」の趣きがある。それが、安吾独特のカタカナ混じりの文体で語られるので、肩肘張らずに楽しめる。短い物語の中で事件を錯綜させるため、登場人物がやたらと多いのが少々難点だが、安吾が本気で読者と知恵比べに取り組んでいる証しだろう。当時の世相を反映した作品も良いが、南洋の冒険譚「血を見る真珠」、囲碁をテーマにした「石の下」も印象に残る。至る所に安吾の道徳観と冷徹な人間観が出ている点も見逃せない。
書いている安吾が一番楽しんでいるかも知れない気分爽快な短編集。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
おもしろい
2011/12/6
形式:文庫
アニメ「UN-GO]を見て興味本意で買いました。
アニメと舞台が異なるため、ちょっと新鮮味のある部分がいくつかありました。でもアニメを見る前にこの本を買いたかったです。そこだけが、残念でした。
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