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明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)
 
 

明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫) [文庫]

森 まゆみ
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

与謝野晶子、平塚らいてう、岡本かの子──明治という時代にあって自分らしく懸命に生きた52人の女の一生を密度の濃い文章で描く

内容(「BOOK」データベースより)

女性ジャーナリスト第一号の清水紫琴、「青鞜」の主宰者平塚らいてう、歌人与謝野晶子、救世軍を支えた山室機恵子、日本初の女医荻野吟子、名女優水谷八重子、大本教開祖出口なお…一度きりの人生を、自分らしく懸命に生きた明治生まれの五十二人の女性たち。その鮮やかな一生を、密度の濃い文章で描く。

登録情報

  • 文庫: 387ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/08)
  • ISBN-10: 416742102X
  • ISBN-13: 978-4167421021
  • 発売日: 2000/08
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 234,600位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
夢見る乙女のような、あるいは辛酸をなめた青春時代を過ごした女性たち、結婚を契機に飛躍し、あるいは挫折し、自立し、ともかく一生懸命に生きた52人の明治の女性たちを、見事な短文で紹介している。谷中で地域雑誌を発行しながら、地域の景観保全運動、環境保護運動などをリードし、旺盛な執筆活動でいくつかの名著を著わし、離婚して三人の子供を育てた現代の『快女』森まゆみが書いているのだから当然読み応えがある。

夫古在由直のラブレターが印象的な、自由民権家・ジャーナリストの清水紫琴。大杉栄を刺したことで有名な神近市子の意外な側面。因習の打破を実行した貴族の娘、柳原白蓮。日本女性初の自伝を書いた福田英子の波乱万丈の物語。大逆事件で拘束されながら最後まで毅然としていた菅野すが。山川菊栄、与謝野晶子、平塚らいてうの『母性保護論争』はいまだ現代にも通じる要素が随所にある。昭和初期の労働運動に目覚め、初志一貫した山内みな、あるいは梅津はぎ子。『人生に真正面から取り組んだ向日性の文学』宮本百合子。日本救世軍を支えて夭折した山室機恵子。ローザ・ルクセンブルクの名を呼びながら絶命した詩人・農民運動家・渋谷黎子。中年時の夫の改心で花開いたジャーナリスト高群逸枝。文化学院を設立し、戦時化反体制の人を匿い、『日本母親大会』の生みの親で「母親が変われば社会が変わる」という有名な言葉を残して逝った河崎なつ。女優の中興の祖、水谷八重子。どん底の人生の中で神がかりとなった出口なお。
有名無名の女性たちの人生が生き生きと迫ってくる。あっと驚く側面も多い。一文一文は短いのでこま切れの空いた時間で読んでいける本である。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
表紙は岡本かの子。短歌と小説と才能を発揮した人であるが、夫と恋人と一つ屋根の下で暮らしたり、現在の常識でもとても考えられないような生き方をした人である。

この本に収められているのは、約50人の女性。明治の、女性に何の権限も与えられていないような時代によくもこうまで自由に生きることができたな、と感心する。一人一人の紹介が短いので物足りなさも感じるが、気になる人がいたらその人の伝記や自伝、または著作などを読んでみてもよいだろう。

自分の生き方に迷いがあるとき、彼女らの世間に屈しない強い生き方をみて、勇気をもらっている。女性におすすめしたい本である。

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By アマゾン太郎 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
よくここまで明治の女を調べたなぁと思うと、著者はすごいと思う。本の内容の好き嫌いはともかく、歴史的に明治を知るために貴重な本であることは確かだ。

個人的な好みの問題では、ここに書かれている女たちはほとんどが好きではない。
なぜなら、明治生まれの祖母から当時の女学校の価値観を聞いていたが、ここに書かれているひとたちは、当時の常識からみれば、下の下、不良中の不良、国賊的な生き方をしたような女ばかりだからだ。
そして、このようなアウトローで非常識な生き方をした女たちの生まれを見ると、大体はその家庭内がすでに崩壊している。父親が愛人を囲っていたり、横暴で女性をしいたげていたり、身分で人を見たり、これらの女性は、高い教育を受けながら、そういう理不尽をみて育っていて、そのままそれが社会へ向けられている。そして理想のために動く割に、現実は全く伴っていないという実態が赤裸々に書かれている。また、当時の新聞が個人の不倫や離婚などを平気で記事にしていたモラルやペンの暴力にもびっくりする。その時代に比べたら、問題はまだまだあるものの、確実に現代は進化しているのかもしれないと思った一冊だった。
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