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明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)
 
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明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書) [新書]

鴻巣 友季子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

『鉄仮面』、超訳どころか荒業訳。『小公子』、名タイトル誕生秘話。『フランダースの犬』、刊行は奇跡の経緯。今に残る名作はいかにして日本語となったのか――。
 
驚愕! 感嘆! 唖然! 恐るべし、明治大正の翻訳界。『小公子』『鉄仮面』『復活』『フランダースの犬』『人形の家』『美貌の友』『オペラの怪人』……いまも読み継がれる名作はいかにして日本語となったのか。森田思軒の苦心から黒岩涙香の荒業まで、内田魯庵の熱意から若松賤子の身体感覚まで、島村抱月の見識から佐々木邦のいたずらまで、現代の人気翻訳家が秘密のワンダーランドに特別ご招待。

内容(「BOOK」データベースより)

驚愕!感嘆!唖然!恐るべし、明治大正の翻訳界。『小公子』『鉄仮面』『復活』『フランダースの犬』『人形の家』『美貌の友』『オペラの怪人』…いまも読み継がれる名作はいかにして日本語となったのか。森田思軒の苦心から黒岩涙香の荒業まで、内田魯庵の熱意から若松賎子の身体感覚まで、島村抱月の見識から佐々木邦のいたずらまで、現代の人気翻訳家が秘密のワンダーランドに特別ご招待。

登録情報

  • 新書: 204ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/10)
  • ISBN-10: 4106101386
  • ISBN-13: 978-4106101380
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
翻訳という作業は原作とは異なる、またある意味では原作以上の芸術的な創作の営為です。特に明治の翻訳初期の作品は、その誤訳や大胆な翻案ぶりはいつも否定的な側面からのみ語られてきましたが、この作品は、その翻訳家の悩みと喜びの跡を、同業者の目から、肯定的に、たどろうとした作品です。いろいろな作品の翻訳並びに翻案の経緯がたどられているのですが、事実の発掘に徹するのか、それとも翻訳の導入における日本的な特徴の分析にも議論を進めるのか、ちょっとどっちつかずになったようです。鴎外の妹である小金井喜美子の翻訳や創作活動の始まりと終焉の部分は興味を持って読むことができました。
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13 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 VINE™ メンバー
形式:新書
 著者はミステリやサスペンスを得意とする翻訳家。ふとしたことから明治・大正の翻訳事情について調べることがあり、その成果をまとめたのが本書。

 取り上げられているのは若松賤子の『小公子』、黒岩涙香の『鉄仮面』、島村抱月の『人形の家』など14作品。ほとんどが有名な作品。

 内容はかなり個性的。文学史でも社会史でもない。翻訳事情についての研究でもない。当時の訳書を見て、現代の翻訳家が感じる問題をテーマごとに書き綴ったものなのだ。たとえば、『小公子』なら、会話文を生き生きと訳す工夫。『ポンペイ最後の日』が関東大震災の直後に訳されたことについては、タイムリーな出版の問題。『フランダースの犬』では、ベストセラーをつくる方法。どれも面白いといえば面白いのだが、読者の関心とはずれているような気がする。

 職業的翻訳家が読んだら、「そうそう、そうなんだよ!」と狂喜するかも知れない。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャックモール トップ500レビュアー
形式:新書
「翻訳ワンダーランド」というタイトルどおり、今の常識では考えられない翻訳についてのエピソード集、という感じ。

ただ、どんなに破天荒なエピソードでも、そこには明治・大正人の真摯な姿勢が垣間見えてすがすがしい気分になる。

著者の軽快で、ちょっとワル乗りしているような文体は好き好きだろうが、本書にはマッチしていると思う。

著者の翻訳というものに対する思いも随所に織り込まれているが、この文体のため、それでも気軽に読める本に仕上がっている。

それにしても、ミステリーばかり売れて純文学が売れないというのは、この頃からあった話なんだなぁ・・・。
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