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明治国家の終焉 1900年体制の崩壊 (ちくま学芸文庫 ハ 32-1)
 
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明治国家の終焉 1900年体制の崩壊 (ちくま学芸文庫 ハ 32-1) [文庫]

坂野 潤治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「1900年体制」とは、官僚閥の桂太郎と議会第一党・政友会の原敬によって構築された協調体制である。それは日露戦争後の金融界・産業界・都市部住民の主張を制限し、陸海軍と農村地主の利益を最優先しようとするものだった。ところが、軍部は陸軍と海軍に、官僚は大蔵と内務・鉄道院に、与党は積極財政派と行財政整理派に分裂し、野党・立憲国民党を巻き込んで政界は四分五裂に陥る。「民衆運動」もそれに共振し、統治システムの再編は迷走を続けた。「1955年体制」の崩壊を通奏低音としながら、予算問題の政治対立に焦点を当て、近代日本の臨界点となった「大正政変」の軌跡をたどる。

内容(「MARC」データベースより)

明治末から大正政変を経て原内閣の成立に至るこの10数年間における政党、軍部、民衆など諸勢力の織りなす政治過程の精密な分析を通じて、明治末・大正期の斬新なイメージを打ち出す野心的な試み。大正政変の背景を探る。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 261ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/6/9)
  • ISBN-10: 448009296X
  • ISBN-13: 978-4480092960
  • 発売日: 2010/6/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:文庫
本書は文庫形式であるが、学術書であり、多少難しい。ふり仮名も用語の解説も少なめで、一般向けの新書を主に読む人向けではなく、ある程度専門知識がある人向けである。
巻末によれば、本書は1994年に刊行された『大正政変』を加筆修正、改題したものである。なので、『大正政変』を読んだ方は改めて買わなくてもいいかもしれない。

副題の「1900年体制」とは著者の代表作である『明治憲法体制の確立』に出てくる明治憲法体制のことである。簡単にいうと、伊藤博文が政友会(衆議院)を、山縣有朋が官僚閥(内務官僚、陸軍、貴族院)をそれぞれおさえ、分掌することによって安定した体制のことである。
『明治憲法体制の確立』を未読の方はそちらを先に読むことをお勧めする。

本書は1906年から1915年までを対象としている。当該期は、これまで政友会を中心に見る視点や、民衆運動を中心にみる視点から研究されてきた。

本書は、政友会と民衆運動指導部に、軍部を加えた三者の予算におけるせめぎ合いを見ることによって、統一的にとらえることに成功している。

近代政治史に興味があるならば、お勧めである。
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