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明治人の力量 日本の歴史21 (講談社学術文庫)
 
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明治人の力量 日本の歴史21 (講談社学術文庫) [文庫]

佐々木 隆
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

独立に向かう藩閥、政党、天皇の軌跡   明治日本の国家目標は、西洋列強に伍する自立した大国になることだった。帝国憲法、政府と議会の攻防、条約改正と大陸への関わりなど、近代化への苦闘を描く

内容(「BOOK」データベースより)

列強から認知され、侵略の危機を回避するために、日本は「不羈独立」を国家目標とした。帝国憲法制定、藩閥と政党による議会政治の進展、条約改正、軍事力強化と朝鮮半島・大陸への関与は、西欧に伍す強国たらんとした苦闘の姿にほかならなかった。帝国議会の攻防の日々、調整者としての天皇、一般人の生活等、新知見を満載して描く近代日本の実像。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/3/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062919214
  • ISBN-13: 978-4062919210
  • 発売日: 2010/3/11
  • 商品の寸法: 15.5 x 10.7 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は2002年に出版された同名書の文庫版である。

扱っている時代は憲法発布頃から明治の終わりまで。著者は明治のキーワードを「不羈独立」とする。さまざまな人々が「不羈独立」を目指して努力した、その軌跡を描こうとしている。

本書は主として政治史に主眼を置いた通史である。政治に関しては丹念に描いており、とても面白い。怒りの度合を東京からの距離で表現する井上馨や、伊藤博文と伊東巳代治の愛憎取り混ぜた師弟関係など、政治家の個性や関係性も、とてもおもしろかった。
現代ではあまり使わない漢字や、漢文調の読み方(不可避「さくべからざる」など)人名、地名や歴史用語にはにルビがふってあり、知識がなくても楽しめるつくりとなっている。ルビの多さは一般書の中でも多いほうだと思う。

政治史の第一人者が書いたすばらしい本ではあるが、政治史以外の分野の記述に乏しい。本書は明治における経済構造の変化や民衆が描けていないと思う。二つの大きな対外戦争である日清・日露戦争に関しても、「不羈独立」を目指す中での動きで捉えられており、肯定的に評価しているように思う。日清・日露戦争に関しては、その負の部分も描くべきである。

だが、一冊の本ですべてを網羅するのは無理であり、明治政治史の通史として高く評価できる本である。
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