「どんな苦境に立たされてもあきらめることなく努力を続ければ、必ず夢はかなう。」
その典型的な例を見るような作品だ。どんな困難も、工夫と知恵と勇気と度胸で乗り
越えていく。読んでいてすがすがしさを感じる。明治時代・・・。今のように物が
豊かな時代ではなかったと思うが、未来に希望を抱くことのできるとてもいい時代
だったような気がする。「自分たちの手でこれからの日本を作り上げていく。」
人々の、そういう意気込みが感じられる。また、当時のアメリカ留学の描写も、
とても興味深かった。平和で穏やか、そしてのびのびとした自由さにあふれている。
「古きよき時代」そんな言葉がぴったりだ。
とても読みやすく、読後もさわやかさを感じる作品だった。