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5つ星のうち 4.0
明治村の建築物を通して明治という時代を眺めてみると,
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レビュー対象商品: 明治かがやく―開国一五〇年 (別冊太陽) (ムック)
愛知県犬山市にある「博物館明治村」は大好きな場所で過去に数回訪れています。明治の建物が壊されずに移築され、修復された後に昔の輝きを取り戻す試みは、日本の近代建築という文化遺産を保存しながら、その魅力を後世に残し伝える役割を果たしています。文化行政の貧弱な日本において、名鉄という私企業が試みたこの明治村の貴重さは訪れた人皆が感じることでしょう。そんな明治村に移された建築を通して、明治という時代が成し遂げた偉業の数々を列挙した別冊太陽のムックです。 オールカラーページで、集められた写真や絵画、図表の数々の多さに圧倒されます。眺めているだけでうれしくなってきました。それでいて文章量も多く、明治をとらえるための情報も多方面から記載してありますので多くの人の関心に応えられるでしょう。開村40周年博物館明治村記念号と題されていますので、明治村を訪れる際のガイドブックの代わりにもなるでしょうし、分かりやすく明治という時代を知るビジュアル本という捉え方もできると思います。 個人的に興味をもった内容は、124ページに書かれている武田五一設計の芝川邸の移築についてでした。阪神大震災で被害にあった甲東園の高台にあった芝川邸を移築し、復元するために、各方面からの費用負担や援助もあり、明治村に預けられたところまで本書に書かれています。その後、本書の刊行後の2007年に往時の輝きを取り戻し、公開されたことを別の情報から知ったわけですが、このようにしてまた一つ100年ほど前の名建築が保存されることになったのは僥倖でした。
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