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明智左馬助の恋〈上〉 (文春文庫)
 
 

明智左馬助の恋〈上〉 (文春文庫) [文庫]

加藤 廣
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

後醍醐天皇から錦旗を賜った祖先を持つ三宅弥平次はその出自を隠すべく、明智家の養子となって左馬助を名乗り、信長方についた主君とともに参謀として頭角を現すようになる。秀吉との出世争い、信長の横暴に耐える光秀を支える忠臣には、胸に秘めたある一途な決意があった。『信長の棺』『秀吉の枷』に続く本能寺三部作完結編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

加藤 廣
1930年東京生まれ。都立新宿高校から東京大学法学部に学び、54年に中小企業金融公庫に入庫し、京都支店長、本店調査部長などを歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、ビジネス書の執筆や講演活動を行う。2005年に構想15年の書き下ろし長篇『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 334ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/5/7)
  • ISBN-10: 4167754061
  • ISBN-13: 978-4167754068
  • 発売日: 2010/5/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本能寺の変を明智側視点で描いた作品ですが、歴史ミステリーとしての具体的な内容は前二作で描かれており、もはや一般の歴史小説として評価せざるをえないです。本作を面白いと思うかは人それぞれでしょうが、個人的にはどこかで見たシーンの焼き直しにしか感じられず、高評価できない作品でした。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
私は著者の歴史解釈に賛同する者ではない。例えばこの上巻では天正九年の馬揃えが信長の押しつけだったとしているが、現在はそもそも公武の対立は先鋭化しておらず、京での馬揃えの開催も、安土の左義長を耳にした朝廷の方が要請したとする説が支配的なはず。

しかし、歴史解釈の当否はさておき、本能寺三部作を完読して、本能寺の変及び前後の真相に「信長の棺」では太田牛一の視点で、「秀吉の枷」では秀吉の視点で、そして本書では明智側の視点で、それぞれ迫り、かつ三部作が互いに絶妙に関係し合って壮大なスケールの物語を構築していることに感心した。例えば多志のエピソードや左馬助が馬にのったまま湖水を渡ったエピソードが本作でこのような形で生かされようとは思ってもみなかった。まるで、ジグソー・パズルのあいた所が埋まっていくような快感だ。

そして、本能寺の変の一因であると多くの人が指摘する、秀吉との出世競争や信長の酷使によって徐々に光秀が追いつめられていく心理状態を、左馬助の観察を通して書くアイデアが秀逸。律儀な明智の家風と好漢・左馬助を知るためだけでも一読の価値ありだ。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
明智左馬助 2011/11/13
形式:文庫
感想の前に。著者は本能寺の変を天正10年(1587年)と記されているが1582年の誤りである。何故こんな間違いをされたのか。作風は『信長の棺』によく似ている。信長の遺体を発見できなかったことで謎めいた展開にしている。多くの光秀作品では愛宕山での歌会で光秀の謀反を疑わせる発句を取り上げているのに対し、作者はむしろ紹巴の第三句以降の他の句に焦点を上げながら解説した点など興味深い。さらに信長弑逆は朝廷命令であるとした点などはこれまでになかった発想である。信長打倒説が、他にも家康、秀吉らもあることからしても本作品の展開には驚かせられる。一番興味深いのは信長の無慈悲な所業の分析をしていることだ。これは現代社会心理学の面からすればすごく頷けるものだと思う。作品名と内容とはそれほど頷けるものではない。歴史小説343作品目の感想。2011/11/11
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