1年ぶりのアルバム「明日の出来事」。日常的で落ち着いていながらも、批評性が高い。今の岩瀬敬吾の静かなるロックが詰まっている。
けど、個人的には物足りなかったかな。「Bright day」は久々のリリースで濃いものになってたから、今作はもっとポップになってるかと思ったら、正直前半から重い。シングル「明日の出来事」、中盤「クコの実」「diving spot」あたりが一番アガったが、それ以外はポップなメロディーがありながらもマイナーコード満載でベースも響きまくりで暗さが目立つ。一時期のエレカシのような、どこか抜け切らない感じがあった。それが魅力的に聴こえるときもあるが、第一印象はあまりよくない。
しかし「Thursday」は素晴らしい。穏やかな風景が浮かぶ懐かしいカントリーテイストの名曲で、これがラストソングというはなんだか救われる。ちょっと半端だったけどシークレットトラックも良かった。
声も詞も好き、オーガニックな音の感触は大好きだけど、曲調としては「Thursday」みたいな牧歌的な歌ももっと聴きたかった。
思えば「NEWSpeakers」のトータルバランスが一番好きかもしれない。暖かかったり冷たかったり乾いたり湿ったり。「銀色の月」のような色気を、そして「レディオステレオ」のような完璧な温度感をもう一度。
岩瀬敬吾にはまだまだ期待したい。
追記:DVD見ました。PVも良く、どう撮ったのか気になってたら、Makingも付いてておもしろかった。全っ然関係ないけど、しゃべり声香取慎吾っぽいね。