読者を楽しませる工夫が興味深い本。
目次には「19 朝食べるものを決めよう」、と書いておいて、
実際の該当章のタイトルには「19 朝食べるものを決めておくと、夜、間食しない。」、とつける。
また、ひとつひとつの文章は、常に行頭から書き始められており、
一文章一段落、といった体裁になっている。
ちょうど、このレビューのように。
私もこうした書き方が好きで、ここでもそのように書くので、その点も興味深かった。
ひとつひとつのアイディアは既視感があるけれど、それはちょうど、だれもが生活の中で気がついたことがあるはずのことで、
自分がメモしそこねたことを筆者が書きとめておいてくれたような気がして、読後感は大変良かった。
最後の「今、まだ働いている人を、思い浮かべよう。」、は寝る前の夜の習慣としてはなかなかいい。
・・・真夜中の零時を過ぎても、誰かのお父さんやお母さんが医師や看護師として当番で急患のために朝まで懸命に働いている。
・・・苦学の学生は、どこかの飲み屋でバイトとして元気にチューハイを持ってまだ走り回っている。
寝床のなかで、自然と涙がこぼれるほどの感謝の念が湧いてくるから不思議だ。