初めて管理職になる人向けの本です。
特に新任マネージャーが陥りやすい失敗を例にとりながら、
管理職が持つべき心構えについて述べられています。
管理職になる前には昇進のための試験や面談があったり、
管理職になれば、管理職の職務なるものが書かれたものも
あったりするのですが、その試験問題や職務規定を読んでも
それだけで管理職の仕事を満たすとは思えない感じがします。
実際、周りの管理職を見ても、上司への報告、部下への指示など、
日々の仕事に追われて、管理職らしい仕事が出来ているか
に疑問を持つことがあります。
この本では、ムリに統制を取ろうとして空回りしたり
あるいは部下一人ひとりと良い人間関係を築くことに
力を入れすぎて本来やるべきことが疎かになったりする
ことなど新任マネージャーが陥りそうなことを例に取りながら
管理職が何をすべきかという視点だけではなく
何をしたらダメなのかということも述べられていて
共感できる部分が多々ありました。
管理職向けのマニュアル・規定など、日々、無難に仕事を
こなすことためのものも大事なのですが
いざ重要な決断をしなければならないときの基本軸や
価値観などを養うほうが重要で、そういう点では、自分なりの
心得・心構えを持つことは必要ではないかと思いました。
また、普段もそういうことを少しでも意識しながら、
仕事を進めることができればと感じました。