鮮明な生態写真で紹介されていて、非常に役に立ちました。
特に身近な虫が多数紹介されていて、虫の分類も幅広くカバーされていますが、著者が説明されている通り、本書に紹介されていない虫でも目的に近い種を探すことで同定が容易になるという点が良心的だと感じました。
たとえ有名な虫が載っていないとしても、ずっと身近にいる虫で小さすぎるなどで普通の図鑑に載っていないような種類が載っているほうがずっとありがたいです。
また1種類ずつ細かなデータと解説付きで、例えばヒメツチハンミョウでは、「カンタリジンという有毒物質を分泌するため、注意が必要」、オオスズメバチでは、「猛毒を持ち、(中略)黒い帽子などを被っていると熊と間違えられて攻撃されるので注意が必要」などフィールドで役立つコメントがされていました。また、毒はあっても命の危険がないものに関しても、毒の強さまで書いており非常に良心的でした。
よく読みもしないで、注意喚起をしていないなどとコメントしている方もいらっしゃいますが?