原著を見ていないので断言は出来ないけれど、昆虫の専門家の監修も日本特有の事情(翻訳の際の日韓の昆虫に関する差異や翻訳上の日本語としての自然さ共に)の監修も不十分だと思われる。
コマゼミの鳴き声が「ツルラムツルラム」とされているが、韓国的擬音のカタカナ表記のように読めるので、日本人が聞いてもそのようには聞こえないと思われる(日本にはそもそも生息していないから仕方がないかもしれないが)
ナミアゲハの写真として掲げられているうち5齢の幼虫の写真が明らかにキアゲハでナミアゲハとは似ても似つかないのはかなり問題では。
ハンミョウの絵が、日本に生息していない赤地の種(Cicindela chinensis flammifera W.Horn,1921っぽい)なのは、間違ってはいないけれど外見でそのようなハンミョウは日本では見かけそうにないという意味で不親切か。
セミの写真として赤い目の日本にはいなさそうなのが使われていると思ったらフリーのShutterStockからもってきていたが(クレジットを元に検索して確かに見つかった)、写真からするに少なくともそういうセミはシカゴには住んでいるっぽいけど(似たような写真が英語版wkipediaでシカゴ撮影として載っていた)品種はわからないけど日本はもとより韓国にもいないのではないか。
ミミズが土を食べても「鉱物化」するとは思えない。
トンボの所で日本ではオニヤンマが一番大きいと書いてあってこれは正しいので日本版の配慮と思えるのだけれども、このような配慮が明記されているのは本書では例外中の例外っぽく、大抵は無視されている。
私は昆虫の専門家ではないので全部を指摘することはできないが、上記の部分だけで色々本書に不安になる部分がある。もちろん正しい事もたくさん書いてあるが細部に関してどこまで信じて良いかよくわからない。