美しい写真に飾られたこの本のオリジナルは、昆虫の本としては異例で、全米でベストセラーになっているそうだ。このことは中身をみてすぐに納得できた。非常に簡潔な文章と昆虫の迫力ある写真の組み合わせ、そして多くの分類群を網羅した内容によって、まるで昆虫世界の多様性を目の当たりにしたようだった。日本では紹介されることの少ない昆虫も多く出ているが、その難しい学名が和名として訳されているのは、とても嬉しい。
やさしい内容で、子供から大人までが楽しめるこの本であるが、その内容の正確さと重厚さは生物学を勉強するものにさえ充分な刺激となるほど、実は高度なものでもある。