~実は、隠れた名著であると思う。
本書は、創価学会の名誉会長・池大作氏と、ホンコン在住の文豪・金庸氏の対談集である。
金庸氏とは、中国語圏で最も人気がある作家の一人。邦訳も最近、かなり出始めたが、その作品のうち武侠小説と呼ばれるものは、テンポ良く息もつかせぬストーリー展開で、多くの読者を魅了している。かなりの熱狂的なファンが日本国内~~にも存在している。
だが「金庸氏がいったいどんな人間なのか」ということについて言及した書物の邦訳が少ないの現状である。
そうしたなかで、本書は貴重である。
日本最大の宗教団体のトップとして、また政党の創設者として、多くの人間と対談を重ねてきた池田氏の質問に答える形で、金庸氏の思想性や、これまでの生涯などが浮き彫りになっているのであ~~る。金庸氏のことを、もっと知りたい人のためにも「隠れた名著」だと思う。~