期待していた本がようやく届きました。早速、開いたところ、レシピの多さにびっくり、普通のメニューがぎっしり。ひとことでいうと、「メニューを考えるときに、これはかなり使える料理書」、というのが素直な感想。アスリートはもっとがっつり食べているのかと思っていたが、「意外に繊細な和食が中心」のようだ。ご飯の量、おかずの量で調整しているとのことで、家でふつうに料理の本として使えるみたい。特別な素材や調味料を使うわけではなく、近くのスーパーで買えるもので十分なようだ。それらも「使える料理書」という理由。
少年期から青年期にかけて、和食中心の普通のごはんを食べることがいかに重要かということもわかる仕組みになっている。どちらかというと、最近、流行りの社食本は、ダイエットや中年太りを防ぐというメニューが中心だが、「バランスを考えてしっかり食べよう」というこの本の意図は食育の観点から素晴らしいと感じた。「子どもから大人まで、人生を勝ちぬくための料理の本」という制作者の意図はここにあったのかとうなづいてしまった。そのオリジナリティに感動すらおぼえる。
早稲田の競走部の現役の選手も数多く登場しており、率直な感想を述べているところなど微笑ましい。早稲田ファンのみならず、駅伝・陸上ファンなら、読みたくなる、エンジに白のWのユニフォームにまつわる話や、箱根駅伝の前日、当日のメニューが公開されているのは、付録として楽しかった。