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もちろん、「子供なんて自然に放っておけば勝手に大きくなる」と乱暴な結論を出しているわけではなく、自らが早期教育を受けた時の気持ちや経験も語りながら、「親が情報に左右されて与える教育が子供の信頼を獲得できるものだろうか」と述べ、親それぞれが考え抜いた結果としての教育を与えるように主張しています。
これは、教育産業や学校(あるいは塾など)の理論に子供を任せる、あるいは「早期の英才教育こそ子供の将来の幸せになる」という盲目的信念に従うより、ずっと大変なことなのかも知れませんが。。。
「こうすれば必ずうまくいく!」「これはやってはいけない!」といった一本調子な本が多い中で、その慎重な姿勢はとても好感が持てる。三歳児神話や幼児からの英語教育にも、「ちょっとまってくださいよ」と言いながら検証が始まるような流れ。
おおまかに流れている思想は、あまり極端なことをして偏りのあることをするよりも、こどもと親があり、家族があり、地域があるという状態を改善していく必要がありそうだ、ということ。
そんなにすぐに変わらないよ、と言われるかも知れませんが、なにごともできることからコツコツと。じっくりと書かれる著者の考え方から学べることがたくさんあります。
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