本書は、ターゲットを早慶上智に絞った、意外にも今までにあまり無いタイプの単語集です。 内容はとても充実しています。原義や関連語など、様々な説明が詳しく、また例文の多くも早慶の過去問からの引用なので、とても実戦的です。
さらに、タイトルだけ聞くと、いわゆる「重箱の隅」系の難単語ばかりのように思えますが、意外にも盲点になりやすい基本単語も多く、幅広くカバーできると思います。
しかし「最初から本書だけを使い、受験対策にする」というのは避けるべきです。
というのも、本書はやはり早慶上智に的を絞っているので、まずは一般的な単語集(データベースやターゲットなど)を一冊確実に潰してから取り掛かるべきだからです。
私も現役高3生ですが、高2の頃から『データベース5500』を回してきて、最近本書を始めました。我ながら、データベースの単語に関してはLevel 4以外ならほとんど完璧です。
単語集は、当然自分に合ったものを何周もすべきなのですが、回し続けてくると「単語の配列」で覚えることが多くなるので、違う単語集にあたって、「今までとは異なる配列のものでも瞬間的に訳語が出てくるか」を試してみる価値はあります。そのときに、早慶上智志望者には本書が最適と言えるでしょう。
内容は素晴らしいのですが、「副教材」という面が大きいので、★一つ減点で。