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旧約聖書 創世記 (岩波文庫)
 
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旧約聖書 創世記 (岩波文庫) [文庫]

関根 正雄
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば,旧約巻頭のこの書こそ,その問題への出発点である.天地の創造,人類のはじまり,楽園追放,ノアの洪水,その子孫の増加,そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録.次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1967/01)
  • ISBN-10: 4003380118
  • ISBN-13: 978-4003380116
  • 発売日: 1967/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 詳しい注釈がありがたい, 2010/7/15
By 
dvrm - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 旧約聖書 創世記 (岩波文庫) (文庫)
 何年か前、宗教的というより文学的興味で聖書を読み通したことがある。一度や二度読み通したところでわかることは多寡が知れているだろうが、過去を振り返るとキリスト教とのかかわりが少しはあったものだから、読まないよりはいいだろうと思って読み通した。そのとき心に残ったのは、キリスト教で言うところの旧約聖書の部分だった。約束の実現、律法の成立から王国と神殿の建設、神への離反が引き起こす王国の滅亡、神殿の破壊、バビロン捕囚、その運命を嘆く言葉と神への立ち返りと、全体に暗い雰囲気ながら、神を希求し神を畏れながらも時に神を忘れてしまう人々の生きているさまがとても克明に描かれていて、物語としてとても緊迫していたのがうっすら記憶に残っていた。最近岩波書店の講座・東洋思想の第一巻「ユダヤ思想1」を読んでいて、この著書の訳者である関根正雄さんの論文があったので久しぶりに読み返してみようかと、岩波文庫版の本書を手にとってみた。

 この文庫が他と違うところは本文のほかに詳しい注釈が付せられているところで、解説も同様に詳しい。ありがたいのはよく言われる複数の執筆者の担当箇所を具体的に節ごとに教えてくれることで、それに従って蛍光ペンで色分けするとどこがヤハウェ資料なのか、どこがエロヒム資料なのか、どこが祭司資料なのか、そのほかの資料なのかが一目瞭然になる。他にも、平凡な表現に見える言葉に思いもかけない深い意味があることも伝えてくれるのがいい。共同訳を読むだけでは気づかないことを色々と気づける。

 内容については読めばそれぞれの人に感じることがあると思うが、後の書に比べて民間伝承のような面白みのあるエピソードが多いので、細かいことを考えずに読むのも愉しい一冊になっている。

 
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 初心者にもオススメ, 2010/5/21
レビュー対象商品: 旧約聖書 創世記 (岩波文庫) (文庫)
私のように宗教に関して勉強したことがなくても、旧約聖書とはどんなものかを知るにはいい本だと思います。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通の経典である旧約聖書。

これを読むとといかに宗教戦争がむなしいものであるのか感じられます。

日本書紀や古事記、ギリシャ神話と比較して読むのも面白いですね。

岩波文庫だからといって、経典だからといって堅っ苦しいと思わず、

どんなものなのか知りたいという好奇心だけで読み始めてイイと思いますよ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 意外に神の存在感がない神話, 2011/3/3
レビュー対象商品: 旧約聖書 創世記 (岩波文庫) (文庫)
ヨーロッパ文学を読んでいて、そこで旧約聖書の逸話に基づくエピソー

ドがでてきた。アダムとイブやカインとアベル、バベルの塔、ノアの方

舟、モーセの十戒など有名どころは知ってはいたが、せっかくのいい

機会なので『創世記』と『出エジプト記』は読んでおこうと思い、購入

した。

日本の神話とはやや趣きが異なるとはいえ、物語として意味深なエピソ

ードが連なっていて面白かった。読んでみて意外に感じたことは、日本

やギリシアの神話などに出てくる神々との違いである。これらの神話に

登場する神々は、神々はそれぞれに個性があり、存在感がある。ところ

が、創世記の神ヤハウェは物語上、存在感がほとんどない。確かに、ア

ダムから始まりアブラハム、イサク、ヤコブの前に神はあらわれ人と約

束をする。そして、その約束通りに物語は進む。しかし、多神教の神話

ではほぼお決まりともいえる、神の超越的な力で人間を操作したり、人

間を思い通りに動かすエピソードはみられなかった。絶対唯一の神は普

遍的であらねばならないゆえに個性を消さねばならなかったのだろうか、

あるいは他の神が登場しないため物語的にキャラ作りの必要がなかった

からなのだろうか。

加えて、ヤハウェはその個性のなさから、存在してはいるがつかみどこ

ろのない不思議な対象として読み手の前にあらわれる。個性が与えられ、

明確に対象化される日本の神々とは大きく違うなという印象をもった。

これが神という存在のとらえ方の違いからくるものなのか、逆にこれが

とらえ方の違いを生んだのか私にはわからないが、興味深く感じた。

私の勝手きままな想像だが、読後にこういうことを考えてみるのも楽し

みの1つかもしれない。
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