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5つ星のうち 5.0
裏切りと背きへの警告、迫害される預言者,
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レビュー対象商品: 旧約聖書エレミヤ書 (岩波文庫 青 801-7) (文庫)
岩波文庫版旧約聖書、大きな預言書のひとつエレミヤ書。充実の解説がこの巻にもついている。やがて来る裁きと滅びを伝えた第一イザヤに比べて、エレミヤはエルサレムの陥落と二度にわたるバビロン捕囚を生きた預言者として、時代状況により深く関わっている。第一イザヤが人々の高ぶりを指摘したのに対して、エレミヤは裏切りと背き、巧言令色で偽善的な生き方に警告を発した預言が多い。そうした咎から裁きと滅びを語るのだが、そんなエレミヤへの迫害の様子がまた詳しく書かれているのも特色だ。預言の後期になるとユダ王国の王家と対立するようになり、王家がダビデ契約のもとで王国の安泰を信じるのに対し、エレミヤはダビデ契約の廃棄を主張し、モーセによるシナイ契約にたち帰り、裁きと滅びの後の救いにおいて新しい契約が示されるとする。ここは第二イザヤとの共通性があるところだが、全体的には悲観的なヴィジョンが示され続ける。 イザヤ書と併せて考えるとそれぞれは判りやすくなると思う。預言者が歴史的状況と深く切り結んでいるのが判る著書。
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5つ星のうち 4.0
預言者の苦悩,
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レビュー対象商品: 旧約聖書エレミヤ書 (岩波文庫 青 801-7) (文庫)
預言者とは神と人との間に立つ者である。ときとして彼らは神と人の間で板ばさみとなる。本書の主人公であるエレミヤもまた同族の無恥・非難に苦しみ神へと訴える。しかし彼は神の義を信じようとしている・・・。 「神の義は人間の力では測れない」という慰めは可能であるかもしれない。だが自らが同じ状況に立ったときその言葉は救いとなるだろうか。『エレミヤ書』は「信仰」の難しさを訴えているように思えてならない。
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