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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
新しい視点が多く参考になります,
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レビュー対象商品: 旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記 (全集 日本の歴史 1) (ハードカバー)
この本では旧石器時代から古墳時代まで、従来私たちが学校で教わってくること、当たり前だと思ってきたこととは少し異なった、いや違う角度・視点から歴史を考察しています。「認知考古学」という、石器や土器・銅鐸などの「モノ」の特徴から、それを製作した人間の心理やその道具が集団に及ぼす影響を推測し、それをもとに当時の社会の様子を考察していくという新しい視点で記述されており、従来とは違った観点から歴史を見るきっかけとなる本だと思いました。記述にしてもとても平易でわかりやすく、構成としても各時代を地域別に概観しつつ、筆者の視点を記述していくという方法で読みやすいと思います。
34 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
我々の母なる列島の黎明,
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レビュー対象商品: 旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記 (全集 日本の歴史 1) (ハードカバー)
小学館渾身のシリーズ第一弾。まずはその字の大きさに驚く。図版や写真も多い。 列島の黎明から人類の到来、そして古墳時代までを一気に描写する。考古学者の世界の暗黙の了解をそのまま載せるのではなく、素朴な疑問を呈して、考察を展開しているところが興味深い。土器はなぜつくられたか、銅鐸は何のために作られたか、古墳はなぜあの形をしているか・・・ただ暗記してテストで点をとるためだけではない、意外に見落としがちな「なぜ、どうして」を大事にした作りである。 似た構想のシリーズは他社でも珍しくないが、本シリーズではどうのような歴史観が展開するか見ものである。
35 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
認知考古学に基づく抑制的な筆致,
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レビュー対象商品: 旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記 (全集 日本の歴史 1) (ハードカバー)
認知考古学、要すれば「モノ(=発掘物や遺跡)をして語らしめよ」という哲学で本書は貫かれている。その元で、モノの個別の制作者の意図は「分からないものは分からない」と、潔く諦めているのである。そのため、一部逸脱もなくはないが、全般的に実証的ですがすがしい著作となっている。これが、本書の読後感の第一。さらに、本書では、決して「日本」という国家概念ではなく、「列島」という地理概念で叙述が進む(そもそもタイトルがそう)。ここがポイントで、旧石器→縄文→弥生→古墳と進む時代区分の中で、列島の域内に、文化の「まだら模様」が作られていったことを説得的に説明している。これを見ると、邪馬台国論争なんて、エネルギーを注ぐ価値のある論争ではないという印象を持つことができる。これが、本書の読後感の第二。 いずれにせよ、このシリーズが、新しい日本史像を切り開いてくれそうな、強い予感を感じさせる良書です。
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