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旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)
 
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旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス) [新書]

三雲 岳斗
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

消えた肖像画、失踪した令嬢、石像の右腕だけが後に残され、遺言書を入れた風変わりな箱は持ち去られた―異能の師匠レオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノの宰相ルドヴィコ・スフォルツァ、才媛チェチリアとともに、不可解な謎、奇妙な事件に挑む。そして三人を待ち受ける運命は!?異才・三雲岳斗が描く、稀代の天才・レオナルド・ダ・ヴィンチ。

内容(「MARC」データベースより)

消えた肖像画、失踪した令嬢、石像の右腕だけが後に残され、遺言書を入れた風変わりな箱は持ち去られた-。稀代の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが不可解な謎、奇妙な事件に挑む。そして待ち受ける運命は? 『ジャーロ』掲載。

登録情報

  • 新書: 302ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/7/20)
  • ISBN-10: 4334924638
  • ISBN-13: 978-4334924638
  • 発売日: 2005/7/20
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,017,655位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
画家、建築家、彫刻家と、多彩な才能を持つ、レオナルド・ダ・ヴィンチ。『最後の晩餐』などの作品は有名だけれど、その人となりは、それほど多く伝聞されていないと思う。史実や作品を通しての輪郭とかは、調べればある程度わかるだろうけれど。それにしても、そのダ・ヴィンチを名探偵に仕立てるとは。

当時の時代背景も、小道具も、舞台となるミラノとその周辺国との関わりも、美術、音楽、芸術、医学の当時の状況も、かなり盛り込まれている。贋作に使われる素材、なんていうのも、非常に興味深かった。

かなり資料を読み込んでいるんだろうけれど、でも資料の羅列にならず、ストーリーにさりげなく取り入れているところが、読みやすさになっているのかも。

本格的なミステリーなんだけれど、トリックや事件の謎解きに、ダ・ヴィンチの多彩な知識や才能が活かされて、その鍵は、結構身近なところに隠れていたり。

気まぐれで、理屈屋で、つかみ所がなく、それでいて非凡な才能を持つ人物。ダ・ヴィンチって、こんな人だったんだろうな、と妙に納得させる文章の巧さ。

歴史小説的な要素を多分に盛り込みながら、謎解きの醍醐味も味わえ、シャープで洗練された表現も多い。ダ・ヴィンチ以外の主要登場人物も好ましく、不可能犯罪と思われる事件を、最後にずばっと解き明かすダ・ヴィンチが格好いい。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くまくま トップ1000レビュアー
形式:新書
 巨匠レオナルドとミラノ宰相ルドヴィコ、白テンを抱く貴婦人のモデルチェチリアの交友とその周りで起きる事件を描いた短編集。

 短編集なのだけれど、一つのテーマに基づいて書かれている感がある。ミステリー風に書かれていて、それぞれの作品で事件は完結しているのだけれど、この一本の芯自体が全体での伏線として機能していると思う。掲載順が絶妙。連載を読むよりも、一冊で読んだ方が多分良い。

 読み終わってから、彼らが実在の人物であることを知った。実在の人物と時代背景を基にして作品を書くのは、怖いけれど、奇妙なリアリティがあって面白いと思う。今後もこういう作品、書いてもらえないかなあ。
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By トップ500レビュアー
形式:新書
◆「愛だけが思いだされる」

  リュート奏者をモデルにした肖像画の消失事件。

  レオナルドは、油彩が持つ表現特性やリュートの構造に
  着目することで、事件の背後にある人間関係を洞察します。

◆「窓のない塔から見る景色」

  令嬢レオノーラは、親が認めない相手に恋をしたため、
  地上四階の高さに相当する、塔の部屋に幽閉される。

  その部屋には、窓が一つしかなかったにもかかわらず、レオノーラは、
  窓のない側の景色を、部屋の内壁に描き、密室状態の部屋から忽然
  と消え失せてしまう。

  しかも、彼女が失踪したその日、ばらばらに引きさかれた羊の
  死体が、血まみれで塔の真下に置き去られていたという……。

  絵と人間消失、どちらの謎も、物理的トリックによるものです。

◆「二つの鍵」

◆「忘れられた右腕」

◆「ウェヌスの憂鬱」
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