内容紹介
みなさんは“スポーツ”をどう捉えているでしょうか? “指導者”はどうあるべきでしょうか? 「そんなこと考えなくたって指導はできる」とお考えですか? 確かにそうだと思います。しかし、得点してガッツポーズする選手は非難されるべきでしょうか? 体育でのスポーツと課外活動としてのスポーツはどのように区別されるべきでしょうか?
このDVDでは「スポーツ」と「スポーツ指導」について次の視点から分析、解説しています。1)まず外来の「スポーツ」が日本でどのように受容されてきたのかという歴史的な背景から、2)コートを中心にした空間とそこでの気分との関係から、3)そして活動それ自体を楽しみとする“フロー”理論の観点から。「理論」的把握はもちろんですが、それらを身近な題材に置き換えてわかりやすく解説する中で「スポーツ」本来の姿を明らかにし、今日の指導に役立つ具体的で説得力ある講習が展開します。
◆スポーツ空間と気分
3つの空間と気分
実社会:イライラ・イソイソ・ツンツン
コートの外:ヤレヤレ・ダラダラ・ホッ
コートの中:ウキウキ・ワクワク・ハラハラ・ドキドキ
スポーツ(労働)と遊び
「スポーツ空間」とはウキウキ・ワクワク・ハラハラ・ドキドキ
◆ハラハラ・ドキドキ気分
◎興奮-暴力性
暴力的なシーン興奮…暴力性
暴力的なシーンの減少
抑え込まれた暴力性ある場面で噴出する
ハラハラ・ドキドキ:暴力競争・勝敗
スポーツ空間:興奮が創り出され、感情の爆発が許される場
学校におけるスポーツ:意図的に暴力的な衝動が起こる場面を提供
◎テンション・バランス
暴力競争・勝敗
競争の面白さ同等の力
結果の未確定性カオス(混沌)
練習によってノモス(秩序)をつくる
オープン・スキル:状況や相手によりプレイを選択
「見て、判断して、プレイ」
体の中の感覚調整
自在に動く体意図しないでも動かせる=自動化
単調な技術練習をどうやって取り組ませるか?
◆ウキウキ・ワクワク気分
◎フロー状態(没頭・没入状態)
結果へのいかなる配慮も含まない、純粋な熱中の結果
相手と自分の能力が同程度であれば没頭できる
◎楽しさの要因
指導者の課題
その活動自体が楽しい
向上・発達することが楽しい
競争することが楽しい
交友・友好が楽しい
◆コートの外
◎コートの外
コートの中:互いにライバル競争の場・闘争の場
コートの外:人間性があらわになる空間
交友・友好関係が生まれる
◆コーチの役割
出演者について
日高哲朗(ひだか てつろう)
1953年鹿児島県生まれ。東京教育大学卒業後、筑波大学体育科学研究科博士課程修了。現在、千葉大学教育学部教授。同大学バスケットボール部監督。特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会常務理事。東京教育大時代にはキャプテンとしてインカレで活躍。元ユニバシアード大会コーチ。特に米国のコーチ学に造詣が深く、その幅広い知識と理論構成は高い評価を受けている。ゼミ生の指導に忙しい日々を送りながら、文部科学省や日本体育協会の委員会にも精力的に参加。01〜02年筑波大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。2002年関東1部リーグ優勝。共著に『バスケットボール指導教本』(大修館書店2002)、共訳に『バスケットボールコーチングバイブル』(大修館書店1997)、ビデオ作品『キッズ・シューティング・プログラム全2巻』『BASKETBALL PROGRAM for Kids 全2巻』(特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協)『BASKETBALL METHOD全10巻』『BASKETBALL METHOD2全10巻』『BASKETBALL すべてはシュートのために全3巻』(オーディオビジュアルネットワーク)
対象/スポーツ指導者 レベル/初級から一般まで 内容/座学
仕様/DVD-R、盤面4色印刷、トールケース入り・ジャケット4色印刷