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日露戦争 ―勝利のあとの誤算      文春新書
 
 

日露戦争 ―勝利のあとの誤算 文春新書 [新書]

黒岩 比佐子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ちょうど百年前、東京は初の戒厳令下にあった。ポーツマス講和に反対し、日露戦争続行を叫ぶ新聞はなぜ転向したか?権力とメディアの抗争から読み解く、この国百年の過ち。

内容(「MARC」データベースより)

ちょうど100年前、東京は初の戒厳令下にあった。ポーツマス講和に反対し、日露戦争続行を叫ぶ新聞はなぜ転向したか? 権力とメディアの抗争から近代日本を捉え直す歴史ノンフィクション。

登録情報

  • 新書: 320ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/10/20)
  • ISBN-10: 4166604732
  • ISBN-13: 978-4166604739
  • 発売日: 2005/10/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 350,114位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 論愚
形式:新書
 日露戦争には確かに勝った。しかし、「ようやく勝った」ことを当時の国民は知らない。いや、知らされていなかった。これは、マスコミの責任が大きい。戦勝を煽った新聞は、戦争により恩恵を受けた。大幅に販売部数が伸びたのだ。「ようやく勝った」 ことを知らない一般大衆は、ポーツマス条約の内容には、我慢できない。一般大衆は、家族や親戚に戦死者、戦傷者を持つものも多い。国民の払った犠牲は、日清戦争の比ではない。その大衆の不満に「火をつける」輩もいた。そして、日比谷焼打ち事件が発生する。
 サブタイトルである「勝利のあとの誤算」は、本書のスタンスを良く表している。池辺三山(朝日新聞)、「ニコポン宰相」といわれた桂太郎、その愛妾お鯉等の人物への掘り下げもあり、面白い読物となっている。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
「勝利のあとの誤算」と言うよりも、当時の社会情勢・風潮を本書は鮮やかに描き出している思う。講和条約反対から一転して凱旋に湧く一方、捕虜に対して冷たい視線を送る世論、発行停止処分を受け変遷していく新聞の論調、緻密な計画性の見える焼き討ち、などである。国益を第一に考え、忠実に任務を遂行していった小村寿太郎に対し、保身に長け、世論操作の術も知っている桂太郎らの人物描写も興味深い。明治天皇が崩御した1912年までのことが本書に書かれているが、まさに日露戦争は明治の終わりの始まりだったのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
昔から日本に害悪しか与えていない存在に「マスコミ」と「外務省」がある。

この日露戦争のあたりでは外務省は、まだまともだったのだが当時からマスコミは

ろくな存在ではなかったことがわかる本。

国家はその戦略から機密も持つだろうし、うそをつかざるを得ない時もあるだろう。

マスコミは自分達が知識人だと勘違いして誤った思想を国民に垂れ流すという罪を

生まれた時から現在までずーっと続けて、しかも反省もしない。

まあ、その間違った言説にのってしまう国民も悪いといえば悪い。

それでもこの時期のマスコミは弾圧に負けず政府の陰の部分を必死で暴き出そうとしている

姿勢は今のマスコミに比べれば100倍ましなのだが。

またこの本に出てくる講話条約発表後の暴動が政府にしくまれたガス抜きだったのでは

という意見は大変興味深い。政府にせよマスコミにせよ大きな存在に踊らされずに

生きていくというのは実に大変な作業である。
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