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日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛「天、我に味方せず」
 
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日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛「天、我に味方せず」 [単行本]

有森 隆
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛「天、我に味方せず」 + 凋落 木村剛と大島健伸
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商品の説明

内容説明

「金融改革の旗手」はなぜ、司直の手に落ちたのか?

小泉政権時代の2002年、木村剛は竹中平蔵金融担当相のブレーンとして金融庁顧問に就任。「金融再生プログラム」(竹中プラン)の推進役として、華々しく登場した。木村は日本銀行出身のエリートとして、遅々として進まない大手銀行の不良債権処理に警鐘を鳴らし続けてきたが、金融再生プログラムによって不良債権比率を半減させるノルマを課し大手銀行を攻め立てる。その一方で、大手銀行の貸し渋り貸しはがしによって打撃を受ける中小企業へのセーフティネットとして立ち上げた日本振興銀行では経営に参画し、株式を買い増してオーナーの座に収まった。

小泉首相、竹中金融相をはじめ、元日銀総裁の福井俊彦、金融庁長官の五味広文などを後ろ盾にして、まさにわが世の春を謳歌した。そんな木村が規制改革の名の下に改革利権の果実を口にしたために、経済界などでは「平成の政商」と呼んで批判した。

その木村が、金融庁の検査に対して迂回融資が立証されるおそれのある電子メールを削除した検査忌避の疑いで逮捕された。その瞬間、これまで木村をバックアップしてきた大物たちは、掌を返すように突き放した行動を取った。特に、木村が創設し、自ら理事長を務める会員制金融セミナー倶楽部「フィナンシャルクラブ」の最高顧問を務めていた竹中は、主宰する「チーム・ポリシーウォッチ」のホームページから木村の顔写真を削除したほどだ。

「金融改革の旗手」と持てはやされ、ビジネスモデル崩壊とともに司直の手に落ちた木村剛の功罪を問う。

内容(「BOOK」データベースより)

国内初のペイオフ発動。自称「金融維新の志士」の理論&持論とは。真逆の悪しき実例。小泉純一郎と竹中平蔵に翻弄された「徒花」の悲劇。

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/11/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406216583X
  • ISBN-13: 978-4062165839
  • 発売日: 2010/11/30
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 里犬
 木村剛、君はいったい何だったのか?

 著者は「おわりに」で、「小泉純一郎の聖域なき構造改革と竹中平蔵との癒着の谷間に咲いた徒花(あだばな)−−だった」と書いている。
 「徒花」(あだばな)とはよく言ったものだ。たしかに木村剛は目立つ花として咲いたが、枯れた花は無残にも踏みつぶされて消えていった。

 有森隆のノンフィクションの愛読者としては、よくぞこのテーマを取り上げて書いていただいたという感も強い。
 なぜなら、木村剛とは同年生まれで、金融界に身を置いていたことのある私にとって、木村剛の存在は無視できないものだったからだ。

 出身大学も勤務先も違うが、日本振興銀行が設立される前に、実は「設立企画書」を見たことがある。関係先にコピーされて出回っていたからだ。志は高いが、おそらくこの銀行は成功しないだろうと直観的に思ったことをここに書いておく。理想は高いが、銀行ビジネスの王道にまったく反したビジネスモデルであったからだ。
 日本振興銀行の成立事情とその後の軌跡は、本書に詳述されているとおりである。商工ローン SFCG との関係は、テレビや新聞の報道ではわかりにくかったが、本書を読んでスッキリと理解できた。「債権の二重譲渡」問題の本質が何であったかについて、よく書き込まれている。

 「策士策に溺れる」というコトバがある。己を知らなすぎた「策士」木村剛は過信のあまり暴走し、自らが主張してきたこととは真逆の行いで多くの日本の中小企業の世界に大きな禍根を残し、そしてついに逮捕された。
 
 小泉純一郎と竹中平蔵、そして木村剛。彼らに対する著者のスタンスは厳しいが、もちろん彼らは功罪相半ばする存在だ。本書は功罪の「功」の面もキチンと書いてあるので安心して読める内容になっている。

 バブル崩壊からすでに20年、この間に多くの経営者が浮いては沈んでいったが、金融界の「徒花」(あだばな)木村剛もまたその一人であった。「失われた20年」を振り返る意味でも内容の濃い一冊である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
残念だけど 2011/6/21
木村剛は一度、講演を聴いてからけっこう好きだったのでどうして逮捕されるまでになったのか、
ちょっと興味があったので購入してみた。

けっこうおもしろかったのが、日銀<大蔵省、東大経済学部<東大法学部という図式。東大だけ
で立派だと思うのだが、東大の中でも法学部でなければ出世できないなど、ちょっと???なも
のって世の中にまだまだあるのだというのがびっくりした。

コンプレックスや野心ってすごく力になるのだけど、ついついやりすぎて失敗してしまうってい
うという典型的なパターン。残念。
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By
木村剛という、天才が 何故転落していってしまったのか?
興味がありました・・
竹中大臣との関わり、金融庁との繋がり、日銀福井総裁との関わりなど
もう少し突っ込んだ話しを聞きたかったと思います。
振興銀行の果たした役割は無かったのだろうか?
構造改革には、必要では無かったのか??
商工ロ−ンの果たした役割と、無くなってしまった後の中小企業の実態は?
色々と問題をひきずっています・・・
赤坂弁護士・三原氏の死の原因は??
単に、木村だけの事件で終わらして欲しくない事件でした・・
それだけに、筆者の力を持ってすればもう少し突っ込んだ内容を期待しました・・
同じ木村を描いた「凋落」の方が、大島健伸との対比で深くレポ−トしているように感じました。。
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