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日銀―円の王権
 
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日銀―円の王権 [単行本]

吉田 祐二
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「銀行の中の銀行」といわれる日本銀行。あまりにも有名な存在だが、その実態は、まったくといっていいほど知られていない。いったい、この“謎の銀行”はこれまで何をしてきたのか?そして、これから何をしようとしているのか?著者の永年にわたる精緻な研究をもとに、創設から現代に至る日銀の歴史をひもとき、好況も不況も仕掛ける、中央銀行の“正体”と“野望”を暴く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

吉田 祐二
1974年、千葉県生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て、2001年から4年間、ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在は輸出機器メーカーで英文書類の作成に従事するかたわら、政治・経済に関する論文の執筆、および記事の翻訳に携わっている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究のテーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2009/09)
  • ISBN-10: 4054041884
  • ISBN-13: 978-4054041882
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
副島隆彦氏の一連の著書などにより、この世界を本当に動かしている人々に関する知識を得てきて、私の世界を見る眼はすっかり変ってしまったのですが、本書には、とどめを刺されました。

この世界を支配し、歴史を変えてきた人々については、「闇の勢力」だの「国際金融資本」だの「イルミナティ」だのと呼ばれる人々が指摘されてきました。しかし、実際に、どうやって世界を支配し動かすのか、その具体的な実践法というのが、よくわかりませんでした。

しかし、本書は、教えてくれます。世界に流れるカネの量を自由に調節できる「中央銀行」なるものの、本来は私企業(株主がいる民間銀行)なのに国立銀行(公の福祉のためにある役所みたいなもん)という顔をしている組織の起源と、やり口と、この組織がしてきた数々の歴史的事件と、関わってきた人々(真の支配者、国王たち)と、現状を。ロスチャイルドとか、ロックフェラーとか、「財閥」ってのが、根本的には何をする人々なのか、ってことが、よくわかります。

そうか、問題は、敵は、「中央銀行」なんだ。明治以降の日本の真の国王は、日銀総裁なんだ。この世を動かすのがカネならば、そのカネという物質は、どこが供給しているのかを考え調査すれば、日本ならば日銀を調べるのが当然だったのだ。

けっこう分厚い本ですが、一気に読ませてくれます。文章が明快でわかりやすいです。展開が巧みで、読者の理解がすすむように工夫されています。豊富な資料の提示もいいです。

本書は言います。この世界には、「貧乏人と(中央銀行によるカネの流通を調節できる)支配層」しかいないと。他の対立軸なんか、どーでもいい瑣末なことなのだと。ほんとに、そうですね。

貧乏人としては、どうするか?こういう連中のやり口に翻弄されないために、まずは表面的な経済や政治社会の動きを真に受けないことですね。付和雷同したら、まさに、この人々の思う「大衆」の人生に閉じ込められます。
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「日銀 円の王権」は、日本の中央銀行である日銀の歴史と、その背後に存在してきたロスチャイルド財閥やロックフェラー財閥などの国際金融財閥の社会コントロールの実態を記した本だ。

今まで、中央銀行と国際金融財閥の社会コントロールを取り上げた著作はいくつもあるが、中央銀行がコントロールする信用創造(マネー創造)と言う経済学の理論と、国際金融財閥の関係をここまで整理して、時系列的に記した本は無かったと思う。

主流の世界と日本の近現代史の最も欠けている部分(タブー)が詳細に亘って描かれている。

全ては経済によってコントロールされており、それを支配しているのが中央銀行と国際金融財閥の連合体だということ。

金融連合が作り出す偽りの民主主義の歴史と、現代社会の形成過程を知りたい方には、お勧めの力作だ。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TI
形式:単行本
 近年読んだ本の中では圧倒的に読み応えがありました。内容を一言で言うと、日銀やFRBなどの中央銀行は経済やひいては政治に多大な影響を及ぼしているというもので、日本やアメリカの政治経済現象が中央銀行に着目することでいかに上手く説明できるかが示されます。
 好感が持てるのは筆者の態度。筆者は自らの主張をあくまで一つの解釈すなわち「モデル」と考えます。こう考えれば上手く説明できますよ、と読者に問いかけます。その作業の中ではそれまでバラバラに語られてきた多くの「回顧録」や歴史的資料が一つの道筋によって繋がれます。この道筋こそが「モデル」であり、この「モデル」によって、財界人や政治家の一見何でもない言動の重要性が浮かび上がり、その意味が理解できるようになります。次々とこうした資料を別の所から提出する筆者の作業はエキサイティングであり、その技量には脱帽するばかりです(それにしても日本の財界人たちは何代にもわたってロックフェラー家に招かれているものですね…)。
 筆者も自ら認めるように、この研究はいわゆるアカデミックなものではなく、あくまで仮定と都合の良い状況証拠を積み重ねる"consipiracy theory"の範疇に入るものです。ただし「正しいconsipracy theory」とでも言えるものでしょう。それに、私がアメリカの大学院に留学していたときに、授業で経済学の教授が、自ら研究する政治的景気循環論("Political Business Cycle"=景気の変動を政治家の合理的・利己的なインセンティブにもとづく政府の財政政策と中央銀行の金融政策によって説明する理論)を指して、"It's a conspiracy theory!"と自嘲するくらいですから、実は案外王道なのかもしれません。
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