私は、学生時代に腰椎間板ヘルニアを患ってからは、常に腰痛との戦いでしたが、
経理職に就いた事もあり、何とか平穏な毎日を過ごしていました。
しかし、3年前、徹夜に残業が重なり、ストレスも溜まっていたのか、
自転車同士で衝突し、着地した際に、ギックリ腰を発症してしまいました。
湿布を貼っても、カイロで温めても、安静にしても、馴染みの鍼灸院で治療を受けても、
夜中に起き上がろうとすると、腰がビクッとなり、上半身が右側に傾いて、
歩けない状況に陥りました・・・。
そして、それは癖となり、とうとう仕事も2週間欠勤する事となり、
腰痛対策をマスターしていた筈の私でしたが、かなり焦ってきました。
「このままでは、非常にまずい!!」
日野原先生の「うつぶせ寝健康法」を拝読していたので、
藁にもすがる思いで、家にある枕を3つも寄せ集め、挑戦しました。
すると翌日には、普通に立ち上がれ、歩けるではないですか!
鍼灸師の先生の解説ですと、
・仰向けだと腹筋などが緊張したまま(=立っているのと同じ姿勢)らしく、
さらに怪我の部分をかばうので、ギックリ腰が癖になっていたのでは?
・普通のうつぶせ寝と違い、3つの枕で、カラダの隙間を埋める事により、
腰椎の前湾曲(ぜんわんきょく)を防ぎ、腸腰筋(ちょうようきん)の緊張もほぐれ、
背骨や椎間板、腰の筋肉のストレスが緩和したのでは?
という事でした。
猫や犬などのうつぶせ寝で眠る脊椎動物は、肩凝りや腰痛も無いらしいです。
それからは、あの高級テンピュールから、
日野原先生考案のピローオハラに買い換えて使用していますが、
ここでも素晴らしい発見がありました。
うつぶせ寝ですので、翌朝には涎(よだれ)で枕が濡れているのですが、汚い??
いいえ、ヘビースモーカーの私の、煙草の吸い過ぎの咽喉が、全然痛くないのです。
又、排便時のキレ痔の症状も緩和されています。
『何故?凄くない?』
本当に驚きでしたが、本書の“仰向け寝”の弊害を読み直すと納得しました。
・舌根沈下(ベロがノドに落ちる事)により気道が塞がれる
→いびき、睡眠時無呼吸症候群を誘発。
・いびきによる酸素不足
→酸素を補う為に赤血球が増え、血液がドロドロになり、就寝前に水分補給を行っていないと、
脱水状態と重なり、脳卒中や心筋梗塞、肛門潰瘍や痔を誘発。
・更に、重力により背骨の上の太い血管や内臓が、背骨を圧迫
→血行不良に、長期重病で寝たきりの方の床ずれも誘発
・空気以外の食物や唾液が、気管から肺の方へ侵入する現象(誤嚥=ごえん)
→食べ物カスや雑菌に、鼻炎や虫歯の人の唾液に犯され、気管支炎や肺炎を誘発。
詳細は、本書に譲りますが、社会問題となったSAS(睡眠時無呼吸症候群)や
殆んどの中年の成人病・寝たきり老人介護等の“生活習慣病”は、
日本人特有の、正座や、うさぎ飛び根性論が好きな躾から来る
“仰向け寝習慣病”ではないかと考えさせられました。
私よりも健常な人が、うつぶせ寝に慣れるには、時間がかかると思いますが、
とにもかくにも、お酒・煙草・運動不足・夜更かし・ストレス・肥満と、
不摂生極まりない私が救われた事は、事実ですので、大変感謝しております。
有り難うございます!
切羽詰まった人は、これに限らず、自分に合う治療法を、
根気良く見つけて頑張って下さい!