出版社 / 著者からの内容紹介
住み慣れた“路地”からの立ち退きを迫られた七人の老婆たちは、同じ路地出身の若者らが運転する冷凍トレーラーに乗って流浪の旅に出た。伊勢、諏訪、出羽、恐山、そして皇居へと至る道中で、御詠歌を唱え、神々との出会いに至福を分かち合う老婆と、女あさりに奔走し性の饗宴を繰り広げる若者たちの、珍妙無比な遍路行。"路地"の先に広がる遙遠なる旅に、人間の原初の輝きを生き生きと描き出した痛快傑作。解説・いとう せいこう。
内容(「BOOK」データベースより)
母なる土地熊野と訣別し、若者と老婆たちは冷凍トレーラーに乗って旅に出た―。高速道路を疾駆する車の中で老婆たちは御詠歌をとなえ、若者たちは旅の先々でひたする女あさりに励む。終着地は皇居前。彼らは何を探しもとめ、さまようのか?哄笑とエロティシズム、聖と俗を活き活きと描く“現代遍歴譚”。中上文学の代表作。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
出版社からのコメント
冷凍トレーラーで旅に出た七人の老婆の巡礼譚