NHKのETVで、東海・南海・東南海の3連動の巨大地震が近い未来に発生する可能性があるとの取材報告があり、ちょっとびびった。
300年周期で発生するだけでなく、2000年前には更にその規模を超える超巨大津波があったという。
また、三陸の津波の跡に、通常の周期と異なるものが含まれており、これは、十勝・根室沖の連動による巨大津波ではないかという仮説があるという。
十勝・根室沖も通常の周期なら、いつ来てもおかしくないというタイミングになっているようである。
ということで、ちょっと怖くなり、本誌の「迫る大地震」で何が書いてあるか気になって買ってみた。
結論から言えば、本誌と上記の番組は内容的にかぶっているが故に、違和感なく理解できた。
・P.32の海底下に蓄積するひずみが示され、東日本大震災で東北地方東方のひずみは解放されたが、北海道東方沖、房総沖、東海から日向灘にかけてはひずみの蓄積が進んでいる。
・キーワードは「スーパーサイクル」で、何度かに一度複数の震源域が連動して起こる非常に巨大な地震が存在することが明らかになってきた。
・スーパーサイクルは、北海道東方沖で400年おき、日本海溝付近でも500〜1000年おき。相模トラフでもスーパーサイクルが存在する可能性が高い。スーパーサイクルは、富士山の噴火とも関係が深い。
・南海トラフ関係では、1707年の宝永地震が大きかったが、それを上回る規模の津波が紀元前後に襲来したことが明らかになっている。
・巨大地震の後には火山活動が活発化することが知られ、貞観地震のあと、鳥海山と十和田カルデラが噴火した。
・10年来いつ起こってもおかしくないとされる神奈川県西部地震(小田原地震)があるが、仮に起これば、駿河トラフの沈み込みが促進され、南海トラフの大地震が誘発される可能性がある。
・貞観地震の80年後、1000km離れた白頭山が噴火した。両者は無関係でない可能性がある。
この先10年以内に、巨大地震が発生し巨大津波が到来すると、まさに国家的危機になりかねないという危惧を抱いた。
他では、「実験哲学という実験」が新しい視点(例えば、道徳について具体的な個人という枠を超えて思考する)を提供していておもしろかった。