小宮さんのファンで、だいたいの本を購入しています。最近の著書には以前ほど魅力を感じなくなっていましたが、本書はまさに真骨頂。
ご著書のなかで「日経月曜朝刊の景気指標を読め、景気指標は宝の山」とよく指南されています。「実際どのように見ればいいのだろう?」と疑問に思っていた私にとっては、まさに待望の一冊でした。
数字の意味を勉強し動向をチェックして、「景気は底打ちした、その根拠は〜」などと見立てていましたが、「自己流」に確信が持てずにいました。仮説といえども精度が高いに越したことはありませんから。本書を読んで、数字を「つなげる」ことが十分にできていなかったことがよくわかりました。やはり、数字はつなげて見てこそ意味をなすもの。
本書は、それぞれの指標について「どこをどう見ればいいか」「どうつながっているのか」「何を意味しているのか」を体系的に教えてくれます。キモは指標自体の定義と基本値を知り、それをつなげること。ただの「数字の羅列」から「宝の山」として利用する視点を教えてくれ、実体の見えにくい経済の足跡と今後を予測する参考になります。
小宮流「数字力」「発見力」の真髄を、マクロの視点から垣間見れる一冊。