DVDがこれから販売になるもの、もしくは日本国内のケーブル局でこれから放送が始まるものなど、比較的新しいアメリカドラマを中心にそのみどころを豊富な写真とともに紹介するムック本です。情報の鮮度は評価できます。
しかし日本で出版される海外ドラマ関連本はあまりドラマのことを知らないライターが委託された片手間の“お仕事”として書いているのか、不勉強なあまり情報に誤りがあったり、誤字脱字の類いが多かったりするのが通り相場となってしまっています。
以下にその誤りをいくつか例示しておきます。
「ダメージコントロールに務めていた」(44頁)は「努めていた」とするべき。
ラーム・エマニュエルを「現シカゴ市長」(44頁)としていますが、エマニュエルが市長になるのは2011年5月から。この本が出版された4月現在、シカゴ市長はまだRichard Daleyです。「次期シカゴ市長」というのが正確な記述です。
『デスパレートな妻たち』が「今年4月からシーズン8に入るロングランヒットとなっている」(80頁)とありますが、全米でシーズン8がスタートするのは2011年9月ないし10月の予定です。
「01−11年シーズンもいよいよ終盤戦」(83頁)は正しくは「10−11年シーズン」とするべき。
「Los Angels」(84頁)は「Los Angeles」が正しい綴り。
「マイアミを舞台に移して」(86頁)は「マイアミに舞台を移して」とするのが正しい日本語。
「プレミア・ケーブル」(87頁)は正しくは「プレミアム・ケーブル」。
コートニー・コックスが離婚して私生活も大変な時期にあると(88頁)記述していますが、彼女は夫と別居しただけで離婚は(まだ)していません。
決して安くはない商品なのですから、もう少し慎重に内容を精査するのが、お金を払う消費者への最低限の礼儀だと思います。