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日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)
 
 

日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書) [新書]

リチャード・L・アーミテージ , ジョセフ・S・ナイJr , 春原 剛
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 861 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

50周年を迎えた日米同盟が大きく揺れている。米共和党、民主党を代表する知日派2大巨頭が両国の現在・過去・未来を論じ尽くす。

内容(「BOOK」データベースより)

尖閣事件をはじめ、膨張し続ける中国、金正恩新体制を打ち出したものの依然として不穏な北朝鮮、核武装した二つの隣国にどう対峙するか。米共和党・民主党を代表する知日派二大巨頭が岐路に立つ日米同盟の実力と限界を論じ合う。

登録情報

  • 新書: 288ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/12/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 416660788X
  • ISBN-13: 978-4166607884
  • 発売日: 2010/12/15
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (31件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 博多ムーミン トップ500レビュアー
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 この書物自体は、とても質が高いものである。春原剛氏は、アメリカの2人の
“ビッグネーム”を相手に、500以上の質問総数を用意し、本当によく食い
下がっているな、との印象を受ける。もちろん、どこまで本音で語っているかを
吟味しながら読まなければならないが、直接本人から、ここまでの話を引き出
したことに感謝しなければならないと思う。

 だが、ケビン・メア氏の「決断できない日本」の読後感と似た、何ともやるせ
ない気持ちになっている。
 良心的であるが恫喝的。責任感の裏返しの自己中心性。明快であるが即物的。
こうしたアメリカ独特の発想法の限界を感じて、である。

 国家間のパワーゲームの頂点に立つアメリカの、あまりにも複雑な「国益」に
責任者の一人としてものを考えることの何と大変なことか。どうしても「人類益」
でなく「国」どうしのパズルを解き明かす発想に限定し、単純化して考えざるを
得ないのだろう。有能な戦略家の頭の中を垣間見た思いである。その上で、人間
の能力としての限界を感じたのである。
 
 現実主義者の理論を真っ向から打ち破ることは不可能に近いと思う。パワー
ゲームの行き先は、間違いなく壊滅的な結末であろう。しかも、そう遠くない
未来に。それを回避するには、「敵」と「味方」の二分法的な発想でなく、全く
別次元の文脈が必要となる。それが可能なのは、高度な思想・哲学・宗教の次元
であり、それを実体化した組織体の力ではないか。

 もちろん、現実的な政治の次元を軽視するものではないが、波立つ表面ばかり
ではなく、その底にある「海流」ともいうべき民衆の意識変革に、より着目せねば
と感じたのである。
 
 この書を読んで、やるせない気持ちになった一方で、限界が見えてきたからこそ、
新しい発想が希求される素地ができてきたのか、との希望にも思いを馳せることが
できた。
 
  

 
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By blackstar トップ1000レビュアー
 「Show the flag」アーミテージ元国務副長官、「Smart(Soft)Power」ナイ教授、というアメリカの「知日派」の巨頭二人に春原(すのはら)記者が肉薄したインタヴュー集。

 ルーピー鳩山内閣からギクシャクし始め、確実に対中、対露、対北朝鮮外交に悪影響を与えている、日米同盟とはそもそもどういう意味を持つのかをまとめる意味で大変わかりやすい本だ。

 改めてよくわかったのは二人とも単なる親日家ではなく、あくまで「アメリカの国益のため」に日米同盟が重要なのだと強調している点である。たとえ片務的ではあっても。そして民主党政権になって、二人の心配は現実のものになる。「東アジア共同体構想」「アジア経済圏構想」の先は尖閣諸島問題、さらに北方領土問題。G2という言葉ももはや幻想のように聞こえるが、どちらの大国に頼るのかというと、現実には衰えたりといえどアメリカを選ぶのが現実的と思わせる。

 日米同盟は米英同盟とは違う。アーミテージ氏は日本は九条を改正する必要はなく、解釈の範囲内で貢献可能という。現実にアフリカ沖で自衛艦が取っている行動は集団的自衛権行使に近い、とも。また、英国のように核を持つ必要はないし、「核兵器を持つということはそれ以上に通常兵器にもお金を使わなければならなくなる(ア氏)」ことは知らなかった。最近読んだエマニュエル・トッド氏の本では「(衰退しつつある)アメリカ帝国の影響から独立し、中国に対抗するするには日本も核武装を議論すべき」とあったが、日本の核武装化にはアメリカ(及びアジア諸国)に根深いアレルギーがあるのだろう。

 近年の対日外交だけではなく、春原氏は太平洋戦争開戦の経緯、原爆投下の是非についてもつっこんだ質問をしているが、二人はアメリカの立場を崩さない。いわゆる「白人国家のドイツに原爆は落とさず、有色人種で実験をした」という通説については一蹴する。「ドイツはほぼ降伏する状態だったが、沖縄戦での日本軍の抵抗があまりにも凄まじく、このままでは米軍の被害が甚大になる。また原爆の影響があれほどまでとは想像できなかったのではないか」と擁護している。このあたりはリアリスティックである。

 民主党政権の外交政策は理想から夢想、幻想のレベルになり、中国の台頭は他のアジア諸国からも「日米同盟を早く修正してくれ」と懇願されるまでになってしまった。次の政権がどういう対応を取るのかははわからないが、本書に提言されていることが一つの指針となる。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
リチャード・L・アーミテージ、ジョセフ・S・ナイJrの二人は
「ジャパン・ハンドラーズ=日本操り対策班」であります。
その事を頭の中に入れてから、この本を読むと
アーミテージ、ナイ、米国が
日本は米国の属国という前提にして
話を展開している事が良くわかります。
更にこの本の著者もジャパンハンドラ―ズに操られている人物で
ある事もよくわかります。
普天間移設問題を「米国から自立した日本」を構築するための
「第一歩」と見立ててしまった。この時点で鳩山民主党政権の
失敗は約束されたも同然だった。
というこのくだりは、著者の春原さん「あなたは米国人ですか?」と
聞きたくなってしまいました。
「対等な日米関係」を掲げた鳩山民主党政権、日本の政権党の政策を
「失敗は約束された」とはどういう事か!
更にナイの言葉を引用して
「日本には三つの選択肢がある。
日米同盟の堅持・強化
フランスのような自主独立路線
あるいは二十一世紀の大国となる中国の属国化だ。
日本が手に出来る唯一の現実的選択肢は日米同盟の継続しかないはすだ・・・」
という事も紹介している。
中国に関して日米同盟についてこんな事も
「中国が大阪に核爆弾を落しても、米国は直ちに報復攻撃にはでないのではないか」
という質問では
「米国が北京に核攻撃を仕掛けたら、中国はロサンゼルスに核爆弾を落す。
それがわかっていて米国は大阪・日本のためにロサンゼルスを犠牲にしないのではないか」
というシニカルなのでした。
それに対してナイは
「心配しなくても我々は即座に報復攻撃に出る」と言明した。
とありますが、米国でも核攻撃には、議会の承認が必要であります。
とても議会が承認するとは思えない。皆さんはどう思いますか?
更に、中国、アセアンとの関係においても
米国をはずして話をする事は、まかりならん!という態度です。
ASEANプラス3は外交チャンネルとして有効だが、自由貿易協定となると
米国への差別的行為を伴う場合は米国による報復措置を伴う事になるでしょう
といった具合です。
ここのレビューでは書き切れない事がたくさんあります。
レビューの冒頭でも書きましたが、日本=米国の属国という位置付けとしての
話の展開になっています。
本当に日本がこのままで良いのだろかと考えている人
最近のテレビなどマスメディアの報道に何か違和感を感じている人は
是非この本を読んでほしい。
この本を読む事により米国、日本の中にいる米国の手下の
考えている事が理解できる、大変良い本であると思います。
是非ご一読を!
日本人の米国の手下というのは
今TPPに参加を強引に推し進めようとする
国会議員、経団連などです。
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