日本全国を争乱の渦に巻き込んだ60年安保で岸政権が倒れると、
1960年(昭和35年)7月14日に自由民主党総裁選挙に立候補して当選し、
自民党第4代総裁に就任した池田勇人首相は、
「所得倍増」をスローガンに掲げて経済重視の内政主義を打ち出した。
外政では「大国日本」を志向していた。
アメリカは、アメリカ、欧州とともに日本が欧文の国際的負担をし、
自由主義陣営の第三の核になることを望んだ。
この時点で、日本は中立国として進むことも可能であったが、アメリカはそれを最も危惧し、
日本に明確な立場を取ることを望んだ。
アメリカ国内では「日本は臆病なドラゴン」との見方が広がり、
エマーソン公使は「臆病な巨人。どっちつかずの国」との見方を示し、
ライシャワー大使は「誰にも気付かれないように教室の後ろに座りたがる大きな男の子」と評された。
ではその50年余あとの、今の日本はどうなのか。
見方は余り変わっていないように思われる。
日本は今からでもキラっと光る小国を目指すこともできるのではないか。
スイスのように。