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日活ロマンポルノ全史―名作・名優・名監督たち
 
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日活ロマンポルノ全史―名作・名優・名監督たち (単行本)

松島 利行 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

神代辰巳、藤田敏八、加藤彰、根岸吉太郎、金子修介らが撮り、白川和子、宮下純子、片桐夕子、一条さゆり、美保純らが演じた!
日本映画界のなかで妖しい光を放ち、多くの傑作と人材を輩出した「ロマンポルノ」の誕生から終焉までを隠されたエピソードで綴る初の映画秘史。
●作品名総索引付き



内容(「BOOK」データベースより)

日本映画界のなかで妖しい光を放ち、多くの傑作と人材を輩出した「ロマンポルノ」の誕生から終焉までを隠されたエピソードで綴る初の映画秘史。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 映画史外伝としては面白いが・・・, 2001/3/30
日本映画史の中で「日活ロマンポルノ」は継子扱いだった。映画の斜陽化の中にあって、最も古い歴史を持つ日活がピンク映画を作るのかと、当初から継子的な存在であったが、そこからその後多くの監督が輩出し日本映画の一翼を担ったことを考えると、ロマンポルノを無視するわけにはいかない。その意味ではこの本はロマンポルノ路線の有り様を鮮やかに活写していると言える。とはいえ、いささかの疑問も呈したい。一つ一つを上げないが著者の思い違いからか誤謬が目立つ。さらに、全史を網羅するためか、突っ込みが不満である。残念である。今後さらに研究されるべき分野であるので、本来なら星5つともなるべきはずと信じるのであえて苦言を呈したい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日活の「最後」から「最後」まで…。, 2003/6/3
By しんのじ "軍曹" (仙台市) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
あの頃オレが、ロマンポルノを上映する「にっかつ」の劇場に足を運んでいたのは(社名、ひらがなだった頃…)、一般的に想像されるような、そういう興味からだけではなくて、やっぱり《映画》として魅かれるものが、少なからずあったからだと思う(通常の3本立てだとすると、うち1本には何かしら必ず、光る部分があった)。この本を読んで、そのあたりの事が再確認できたような気がする。

確かに、他のレビュアーの方も書かれているように、突っ込みが足りない気はするし(その辺の考え方については「あとがき」で書かれている)、けっこう誤記もあるようだが-内田裕也の映画初出演が、74年のジュリー主演作『炎の肖像』、というのは、さすがに違うだろう。60年代の東宝クレージー映画や『お嫁においで』などで怪演をみせているわけだし…-、そういった部分を考慮に入れても、かなり面白い本になっていると思う。なにしろ、日活旧体制最後の作品のひとつとなった『八月の濡れた砂』の入り(ガラガラだった…)を確かめるべく、藤田敏八監督が公開劇場へとおもむくところから始まるのだ。そして、60~70年代という時代背景も点描しながら、映画担当記者として調布の撮影所などに出入りするうちに著者が見聞した、さまざまな映画人、そして女優、役者たちの、ロマンポルノの現場での、激しく熱い(「ポルノ」的なそれとは、ちょっと違うが…)物語の数々。法廷闘争や映画界内部、そして世間一般からの蔑視もありつつも隆盛を迎え、やがて旧体制と同様に終焉へと向かって行くまでが(そして一般映画のロッポニカ路線や超大作『落陽』の大失敗を残して倒産・・・)、なかなかドラマチックに綴られている。
何にしてもロマンンポルノというものは、これからもさまざまな角度から再検証されて行くべきだと考える。今後も充実した書籍等の登場が待たれるところだ。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 若手映画監督の教育の場としての日活ロマンポルノ, 2007/5/27
By くにたち蟄居日記 (Surabaya,Indonesia) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
 僕は真剣に 日活ロマンポルノは 今後歴史として検証されるべきだと考えている。それは日活ロマンポルノが 人材育成の場所として 邦画を支えた時期があったからだ。

 1970−1980年代に掛けて 邦画は低迷した。日活という伝統ある映画会社が ポルノに特化しなくてはならなかったという事自体が それの証拠だ。低迷した邦画では若い映画監督達は そもそも映画を撮ることが出来なかった。
 そんな若手の行き先は 一つはATGであり もう一つが日活であったのだと僕は思う。

 実際 日活ロマンポルノでは セックスシーンの回数と時間さえ 日活の基準を満たせば 後は 比較的若手の監督が好きに作れたと聞く。また一本が60分強と短い作品であり 撮影日数も一週間であるとか 極めて短いものだったようだ。そんな量産されたポルノ映画の中で 色々な監督が腕を振るった。森田芳光、相米慎二、中原俊、藤田敏八、根岸吉太郎。いくらでも その後活躍した監督の名前が挙げられるのだ。

 そんな日活ロマンポルノをきちんと検証する作業は邦画史そのものだと思う。本書も そんな真面目な一冊である。
 
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