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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
仏教的視点だけど、面白い,
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レビュー対象商品: 日本霊異記 (平凡社ライブラリー) (単行本)
薬師寺の景戒という僧が書いたもの。今昔物語にも収められている「日本国現報善悪霊異記」という日本最古の説話集。 編集は平安初期らしいが、書かれた背景は奈良以前〜奈良時代のもの。 中国の般若験記や冥報記にならって国内で起きた主に仏教に関係する不思議な話を集めたものである。 よい行いを勧め、極楽往生を目的とする説話なので勧善懲悪本であるが、これが実に面白い。 雷も鬼も話をするし、閻魔王も吉祥天女も出てくるし、 亀や蟹が恩返しするし、男女の欲望も実に率直。 人々の生活や職業も判り、貧しいものも裕福な者も登場するが、概して素朴で力強い。 ぐっと来る佳作もあったりする。 原田敏明・高橋貢両氏の訳も平易で読みやすい。かといって改編しすぎてないのがよい。 昔の国名と大方の現在地が併記されているのも愉しい。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
もっと読まれてもいい,
レビュー対象商品: 日本霊異記 (平凡社ライブラリー) (単行本)
平安以前の日本古典で、しかも仏教説話となると敬遠されがちな面は確かにあると思う。でも読んでみるとこれが面白いのだ。わけもなく聖徳太子が出没するヘンなのもあるかと思えば、イソップ童話みたく見事にまとまっている小品も多い。親殺しをたくらんで悪逆の報いを受ける息子の話は、劇的だし、泣ける。前編口語訳で持ち運びしやすいサイズなので、気軽に開いて楽しめる。おすすめ。
12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
仏教説話からはみ出してしまうところが面白い,
By 白頭 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本霊異記 (平凡社ライブラリー) (単行本)
薬師寺の坊主が書いた説話集なのでストーリ的には、輪廻や報いをとく説話がメイン。 この説話集の面白さはそういうモチーフより、図らずも出てしまった ディティールの面白さにある。 当時の時代風俗や考え方が窺い知れるのは勿論だが、文章の端々にでる 登場人物の嗜好や、気持のベクトルに興味を引かれれる。 蒲松齢の「りょう斎志異」と同様の楽しみ方が出来る。
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