零戦に代表される海軍航空隊は、緒戦の機動部隊の破竹の進撃ぶりと相俟って華やかなイメージが強いですが、全戦域に渡って日本の制空権を守った功績は、実は陸軍飛行隊にあると言えます。 本書では陸軍の撃墜王を網羅することで、ノモンハン以来の陸軍航空作戦の全てを辿ることが出来る労作です。
無味乾燥なデータ収集のみに終わることなく、豊富なエピソードを盛り込んだ構成にも好感が持てますが、マニアにとっては今一つ掘下げが足りない感もします。 陸軍航空に興味を持たれる方達にとっての導入書としては、最適の一冊と言えるでしょう。